【千葉の穴場観光】水郷のまち・佐原へ|初めて訪れる人に知ってほしい町の魅力
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
「東京から日帰りで行ける、ちょっと違った場所に出かけたい」
「有名な観光地はだいたい行ったから、まだ知らない場所を歩いてみたい」
「歴史的な町並みや、その土地ならではの文化に触れる旅がしたい」
そんな人に知ってほしいのが、千葉県香取市にある佐原(さわら)です。
東京から車で約90分。
町の中心を流れる小野川沿いには、江戸時代から明治・大正・昭和へと受け継がれてきた建物が並び、今もそこで商いや暮らしが続いています。
けれど、佐原の魅力は「歴史的な町並みが残っていること」だけではありません。
かつて水運で栄えた商人の町であり、日本地図をつくった伊能忠敬が商人として暮らした町でもあり、約300年続く祭りや、酒・醤油などの醸造文化が今につながる町でもあります。
この記事では、まだ佐原を知らない人へ向けて、初めて訪れる前に知っておきたい佐原の魅力をご紹介します。
千葉の穴場観光「佐原」ってどんなところ?

佐原を歩いていると、どこか懐かしい風景に出会います。
その理由を知るためには、まず佐原と「水」の関係から見ていく必要があります。
水運によって栄えた商人のまち
江戸時代の佐原は、利根川水運の中継地として発展しました。町の中心を流れる小野川沿いには船着き場が並び、人や物が行き交いました。
水運によって江戸とつながった佐原には、人だけでなく文化や情報も入ってきます。
江戸の文化を取り入れながら、それをさらに独自の文化へと発展させた佐原の繁栄ぶりは、やがて「江戸優り(えどまさり)」と称されるようになりました。
つまり佐原は、単に「江戸のような町」だったのではありません。
江戸から入ってきたものを、自分たちの町の文化として育てていった場所なのです。
今も人が暮らし、商いを続ける「生きている町並み」
小野川と香取街道沿いには、町家や土蔵、洋風建築など、さまざまな時代の建物が残っています。1996年には、関東で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
でも、佐原を歩いてみると、ここが単なる「保存された観光地」ではないことに気づきます。
歴史ある建物で今も商売を続ける店があり、そこに暮らす人がいて、そのすぐ隣には新しいカフェやレストランもある。
佐原は、歴史を保存して見せるだけではなく、歴史の上に今の暮らしが続いている「生きている町並み」なのです。
これを知ってから町を歩くと、建物の見え方も少し変わってきます。
初めての佐原で体験したい5つのこと
では、初めて佐原を訪れるなら、どんなところに注目して歩けばいいのでしょうか。
ここからは、佐原という町を知るために体験してほしい5つのことをご紹介します。
① 小野川の舟から歴史的な町並みを眺める

初めて佐原を訪れたら、まず歩いてほしいのが小野川沿いです。
そして時間があれば、ぜひ体験してほしいのが舟めぐり。
江戸時代、佐原は利根川舟運によって江戸と結ばれ、河岸として発展しました。小野川沿いには船着き場が並び、多くの人や物が行き交っていました。
現在の舟めぐりでは、水面に近い位置から、川沿いに並ぶ商家や柳の風景を眺めることができます。
歩いて見る町並みと、舟から見る町並み。同じ場所なのに、視点が変わるだけでまったく違って見えるのも面白いところです。
小野川は、きれいな写真を撮るためだけの場所ではありません。
佐原がなぜここに生まれ、なぜ商人の町として栄えたのか。
その歴史を読み解く入口でもあります。
\\ 小江戸さわら舟めぐり前売りクーポンがお得 //② 伊能忠敬の足跡をたどる

佐原を語るうえで欠かせない人物が、伊能忠敬です。
日本全国を歩いて測量し、精緻な日本地図づくりに大きな足跡を残した人物として知られています。
しかし、佐原で伊能忠敬のことを知ると、学校で習ったイメージとは少し違って見えてきます。
伊能忠敬は、最初から測量家だったわけではありません。佐原で商人として家業を営み、その後、50歳を過ぎてから測量の道へ進みました。
佐原には、伊能忠敬が暮らした旧宅や、その功績を伝える伊能忠敬記念館があります。
「日本地図をつくった偉人」として見るだけではなく、
伊能忠敬がどんな町で商いをし、どんな時代を生きていたのか。
そんな視点で町を歩いてみると、佐原の商人文化もより身近に感じられます。
③ 江戸から続く商いと発酵・醸造文化に触れる

佐原を歩いていると、歴史ある商家が今も営業を続けていることに気づきます。
醤油、酒、食品、荒物など。
町並みだけが残ったのではなく、そこで営まれてきた仕事も現在につながっています。
なかでも佐原の食文化を知るうえで注目したいのが、発酵・醸造文化です。
水運によって人や物が集まった商人の町。
その歴史を知ったあとで、酒や発酵・醸造文化につながる食に触れてみると、「食べること」もまた佐原の歴史を知る体験になります。
町を歩く。
建物を見る。
歴史を知る。
そして、その土地のものを味わう。
それらがバラバラの観光ではなく、ひとつの物語としてつながっていくのが佐原の面白さです。
④ 約300年続く「佐原の大祭」を知る

佐原を訪れるなら、ぜひ知っておきたいのが佐原の大祭です。
夏祭りと秋祭りからなる佐原の大祭は、約300年にわたり受け継がれてきました。
国指定重要無形民俗文化財であり、「山・鉾・屋台行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
祭りの日には、巨大な人形を載せた山車が町を進み、佐原囃子の音が響きます。
もちろん、その光景を見るだけでも迫力があります。
でも、佐原の大祭の本当の面白さは、祭り当日の数日間だけではありません。
山車を曳く人。
囃子を奏でる人。
準備をする人。
次の世代へ祭りを伝える人。
祭りは、年に数日のイベントであると同時に、佐原の地域コミュニティそのものを形づくってきた文化でもあります。
祭りの時期ではなくても、こうした背景を少し知っているだけで、佐原という町の見え方が変わります。
⑤ 歴史的なまちで、新しい佐原を楽しむ

歴史的な町並みというと、「昔の建物を見る場所」というイメージがあるかもしれません。
でも、現在の佐原では、歴史ある建物を残しながら、新しい使い方をする動きも広がっています。
古民家や歴史ある建物を活用したカフェ、レストラン、宿。
昔の建物の記憶を残しながら、その中には新しい時間が流れています。
町歩きの途中で和菓子や甘味を楽しんだり、暑い季節にはかき氷を食べたり。
佐原では、歴史を「勉強する」だけでなく、食べる、泊まる、休むといった今の旅の楽しみ方の中で歴史に触れることができます。
歴史的なまちだからこそ生まれる、新しい過ごし方。
それも現在の佐原の魅力です。
佐原は季節を変えて何度でも楽しめる

佐原は、一度訪れれば全部分かる町ではありません。
季節が変われば、楽しみ方も変わります。
初夏には、水郷佐原あやめパークをハナショウブが彩ります。
7月と10月には佐原の大祭。
夏の町歩きでは、かき氷や甘味でひと休みする時間も楽しみのひとつです。
そして秋から冬へ向かえば、また違った表情の町並みを歩くことができます。「一度の旅行で、全部見なければ」
と思わなくて大丈夫です。
むしろ佐原は、
「今度は祭りのときに来てみたい」
「次はあやめの季節に」
と、次に訪れる理由が見つかる町。
一度の訪問で終わらず、季節を変えて何度でも訪れてみてください。
佐原観光は日帰りでも楽しめる
佐原は、日帰りでも楽しめます。
初めて訪れるなら、朝から夕方までの時間を使って、
舟めぐり → 伊能忠敬 → ランチ → 町歩き → カフェ → お土産
くらいの、予定を詰め込みすぎない旅がおすすめです。
具体的な時間配分や回り方は、こちらの記事にまとめています。
「車がなくても楽しめる?」「どの順番で回ればいい?」という方は、こちらを参考に旅の予定を立ててみてください。
佐原から、もう少し先へ。香取・スイゴウエリアを旅する

佐原を楽しんだら、その先にも旅を広げてみてください。
佐原の周辺には、香取神宮や水郷佐原あやめパークなど、自然や信仰、水郷文化に触れられる場所があります。
佐原だけを目的地にするのもいい。
佐原を入口にして、香取市内を巡るのもいい。
さらに利根川下流域へ旅を広げれば、千葉県と茨城県にまたがる「スイゴウエリア」のさまざまな風景や文化に出会えます。
一つの観光地だけを巡るのではなく、地域を少しずつ知りながら旅を広げていく。
そんな楽しみ方もおすすめです。
初めての佐原旅へ。まずは町の物語を知るところから
小野川沿いの町並み。
水運によって育った商人文化。
伊能忠敬。
発酵・醸造文化。
約300年続く佐原の大祭。
そして、歴史的な建物の中で営まれる今の暮らしや商い。
一つひとつを知っていくと、佐原は単なる「歴史的な町並みがある観光地」ではなくなっていきます。
歴史を知る。
文化に触れる。
味わう。
そして、また訪れたくなる。
そんな旅を、佐原で楽しんでみてください。
旅に出る前に、佐原の物語をもう少し。
SAWARA TRAVEL STORY GUIDE|無料ガイド
佐原の町並みを歩く前に、その背景にある物語を少し知っておくと、旅の景色はもっと面白くなります。
江戸の町並み、伊能忠敬、佐原の大祭、発酵・醸造文化、季節ごとの楽しみ方など、
初めて佐原を訪れる前に知っておきたいことを一冊にまとめました。
「SAWARA TRAVEL STORY GUIDE」は、スイゴウナウ公式LINEで無料配布しています。
友だち追加後、すぐにガイドをご覧いただけます。





