石戸珠算学園千葉中央教室 教室長 小林八重子さん【2022年5月号】

  2022/5/6
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以下は 2 年前に書かれた内容です

自分で考えて決めて行動できる人になってほしい

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6年前、新宿小学校の向かいに開校した「石戸珠算学園千葉中央教室」は、そろばん競技大会で上位に入賞する優秀な生徒を育てていると評判だ。その教室長を務める小林八重子さんは、東京都江東区生まれ。江戸っ子気質のハキハキとした女性で、そろばん教室を運営する㈱イシドで働くようになって13年目というベテラン先生のひとり。

㈱イシドと小林さんの出会いは1枚の求人チラシだった。小学2年生から中学3年生までそろばんを習っていたことや、高校時代、そろばん教室でのアルバイトで子どもに教えるのが楽しかったことを思い出し応募したという。
 
最初はパートタイマーとして「おゆみ野中央教室」で先生補佐となり、約3年後には社員登用され、新規開校の「おゆみ野南教室」の教室長に抜擢された。その4年後に立ち上げを任されたのが現在の「千葉中央教室」。物件探しから始まり、まさにゼロからの開拓だったと振り返った。

㈱イシドと言えば、そろばん教育を通じて子どもたちの力を伸ばす教育メソッド「いしど式」を開発し幼児教育に定評があるものの、他の地域と比べると千葉市中央区ではネームバリューの効果がそれほど期待できず、開校当時は苦労したと話す。「開校が3月でしたが、桜が咲いているのに気づかず5月になっていました(笑)。当時の私は入会者を集めるのに必死すぎて負のオーラが出ていたのかもしれません。『今はジャンプする前に低くかがんでいる状態なんだ』と自分に言い聞かせ続け、なんとか吹っ切れたのが6月。そのころからお母さんたちの口コミのおかげで徐々に生徒が集まるようになりました」。今では200人を超える生徒が在籍し、小林さんは子どもたちから慕われるだけでなく、子育てや人生の先輩として母親たちからも信頼を寄せられている。

「いしど式そろばん」の特徴は自分で物事を考えられるようになること。「最初は簡単ですが徐々に難易度が上がり、今までの方法では超えられない壁がやってきます。それに対していくつかのやり方をアドバイスしますが、最終的には自分で考えて決めた方法で挑戦してもらいます。この繰り返しが子どもの自主性、自立性、自律性を高め、社会でも求められる人間力を養います。人に流されず自分で決める。そして自分の言葉や行動に責任を持つ。そんな人になってほしいです」。

 元気いっぱいの生徒さんたちから日々、パワーをもらっているという小林さん。「子ども時代に、親や学校の先生以外の大人と接する機会は大切ですから、貴重な時間を共有できることに感謝しています。たまに憎まれ口を言う子もいますが(笑)、基本的にはみんな素直でいい子ばかり。子どもたちと接している時間が幸せです」と優しい笑顔を見せた。生徒さんたちにとってこの教室は、何でも話せる第3の居場所にもなっているのだろう。

石戸珠算学園 千葉中央教室 
千葉市中央区新田町6-10柄本ビル
℡:050-3188-9201   

以上は 2 年前に書かれた内容です
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