加曽利貝塚 縄文春まつり
こんにちは。千葉県在住パーカッショニストの松本ちはやです。
宣言下では無いGW、久しぶりに特別史跡加曽利貝塚のお祭りに参加させて頂きました!
数年前まではステージイベントを盛り上げていましたが、今年は小学生の体験プログラムを担当しました。
土器に文様を付けるときに縄文原体(2本の細い縄を撚ったもの)を使うことが学術的にわかっているのですが、縄文時代も細いものを組み合わせて太く強度のある縄にしていただろうということが予想されます。
と、いうことで昔の人は編み棒やかぎ針を使わずに手と足だけで様々な編み目模様が美しい組紐をしていたんだよーやってみよう!という体験です。
慣れてしまえば難しいことはないのですが、何しろ道具を使わずに編むという行為は、参加された皆さん多分人生で初めて!
私も幼い頃ミサンガを作ったことはありましたが、アレは机にテープで糸を貼り付けて固定して作っていました。
<編むときは、何か道具を使う>
なんとなくですが、この意識が根本的にあったのでまさか手と足だけで様々な編み方ができるとは思ってもいませんでした・・・!
2日間、小さなお友達からパパママ、おばあちゃんまで様々なファミリーと一緒に組紐作りに挑戦しました。
小学校低学年の小さなお友達は、ほとんどが指をうまく動かせませんでした。私たちが片手でひょいひょいとやることができなくて、反対の手を使うしかなく、その結果紐が絡んだり別の場所が外れたり。足と手でピーンと紐を張り続けるのも一苦労。それでも一生懸命、ひと編みひと編み進ませていきます。
生きている年数が短いとこんなにも指が動かないものなのか、と驚くと同時に懸命な小さなお友達の姿があまりにも愛おしくて。
お子様が苦手なところだけ手伝ってあげるママや、意外と黙々と編みあげるパパ、いち早く理解して「ばぁばがやってあげるからちょっと待ってて!」と頼もし過ぎるお婆ちゃんなど、ファミリーの在り方もそれぞれで、どのグループも素敵なご家族ばかりでした。
加曽利の春まつりを通して、少しの時間だったけど参加してくれた皆さんと一緒に時を過ごせて本当に良かったです!
休憩時間には出店ブースも覗いてみました。
以前に比べると、出店の数は少ないですがコロナ禍前から参加されている顔馴染みさん達ばかり。
もちろん、いつものガイドの会や土器づくり同好会のおじいちゃんおばあちゃん達も張り切ってお祭りを盛り上げていました。
縄文に魅力を感じる人々が、
「加曽利貝塚って凄いんだよ!
縄文人ってこんな感じだったんだよ!」
加曽利貝塚の様々な場所でニコニコしながら子供たちに伝えていました。
それだけで私はもう胸いっぱいです涙。
今回私はこちらのドングリクッキーとポーチのセットを購入しました。
ポーチ可愛くてお気に入りだし、クッキーも以前と比べてかなり美味しくなっててビックリしました〜!
縄文てぬぐいで姉さんかぶり、縄文Tシャツを着て、胸には自作の匂玉と縄文人顔型の土鈴、かそりーぬ法被という完璧な加曽利祭りスタイルで参加したので、久しぶりに子供たちに群がられました笑。
興味のあるもの触ってみたい!と素直に行動してくれる小さなお友達はみーんな可愛いです。
夏も、秋も、冬も。
このまま加曽利のお祭りが続いていきますように。
やっぱりお祭りは楽しい!
「加曽利貝塚博物館」
若葉区桜木8-33-1
043-231-0129
https://www.city.chiba.jp/kasori/