Zゲージで南満州鉄道の装甲列車を作ってみた!①

  2022/10/23
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というわけで、アジア号のパシナ型蒸気機関車の次は、おいらの大好きな装甲列車行ってみようと思います♪

かつて、Nゲージでポーランドのダニュータという怪しげな装甲列車を作ったことがありますが、いいんですよね、装甲列車♬ なんつったて、列車と陸上兵器の持つ魅力を一つの体で表すことができちゃいますからね。

※ダニュータの製作記はこちら

で、日本の装甲列車というと、陸軍の(といっても作ったのは満鉄だが…)九四式装甲列車が有名ですが、あんな移動要塞みたいな長大編成を作るのはしんどいので、お手軽な奴はいないかと探した結果、いましたよ!良い塩梅のお手軽カワイイ装甲列車さんが。

そう、満鉄謹製のヒサ型火砲車とヒニ型歩兵車で編成された、ミニミニ装甲列車でございます~。

で、早速作ってみたのがこちら。
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画像では5両編成ですが、当初は火砲車ー汽車ー歩兵車の3両編成で構成され、主に沿線周辺の匪賊を蹴散らしておったそうです。

で、種車についてですが、一両目の警戒車はメルクリンの無蓋貨車です。2両目と4両目の火砲車並びに最後尾の歩兵車は、ロクハンさんのZゲージショーティーのコンテナ車の台車を使用。真ん中の機関車はメルクリンのBR74型を塗装変更したものです。

まず、主兵力であるヒサ型火砲車の車台を作ります。
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長さが足りないので、プラバンでストレッチし、余計な部分を切り落として形を整えます。
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実車は石炭運搬用の貨車からの改造だったということで、箱型の戦闘室から急造っぽさが漂ってまいりますな。
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車体の側面や前面のスリット部分から機関銃やら小銃やらを突き出して、バリバリと撃ちまくるそうです。
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そして主兵装の四一式山砲が、そこはかとなくバケツっぽいシールドに収まって、車体中央部にデーンと鎮座しております。この四一式山砲を搭載したタイプをヒサ型53火砲車というそうです。
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で、もう一両の火砲車も同じヒサ型ですが、長砲身の砲を積んだタイプで、ヒサ型50火砲車をいう呼称だそうです。
ヒサ型の53と50の相違点は、搭載砲と車体前後上部の切り欠きの有無、銃眼スリットの数などがあげられます。

プラ板で箱組みされたヒサ型50火砲車の車体。
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Zゲージはちっこいですなぁ。車体のリベット表現は諦めました。
IMG_2806.jpg

ヒサ型50火砲車の搭載砲については、書物によって陸軍の7.5㎝高角砲だったり、日露戦争で鹵獲した露軍の7.5㎝速射加農砲だったりするので、いくつかのパターンがあった模様です。
IMG_2824.jpg

ヒニ型歩兵車。中央から突き出た銃塔がお洒落ですな。
この歩兵車も、ヤサ型という既存の有蓋貨車からの改造ということです。
IMG_2828.jpg

②へつづく。









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