山下麻衣+小林直人−もし太陽に名前がなかったら−

  2022/12/15
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以下は 1 年前に書かれた内容です

山下麻衣+小林直人(以下、山下+小林)は、映像作品やインスタレーションによって国内外の芸術祭や展覧会で活躍する、千葉県出身のアート・ユニットです。瀬戸内の夕陽と美しい風景を背に走る自転車を淡々と記録した《世界はどうしてこんなに美しいんだ》(2019年)。富山県生地海岸の堤防に蜃気楼を介して「∞」のイメージが浮かび上がる様子をリアルタイムで映し出した《infinity~mirage》(2021年)。山下+小林の作品に一貫して見られるのが、自然や社会の様々な現象について、自らの行為を媒介として捉え直そうとする制作態度です。
 本展は山下+小林の初期作から近作に、今回特別に制作を委託した新作《NC_045512》や未発表作を含めた、ビデオ、インスタレーション、絵画など57点の作品で構成される、国内では過去最大規模の個展です。最初の展示室では、コロナ禍で見えてきた現代社会の多面的な様相に対して独自のアプローチを試みた新作を中心に、近年制作された作品を展示します。次の展示室では「海」を切り口に選ばれた作品群から、彼らのこれまでの活動を概観します。


Profile:山下麻衣+小林直人
山下麻衣(やました・まい/1976年、千葉県生まれ)、小林直人(こばやし・なおと/1974年、千葉県生まれ)によるユニット。2001年から公式に活動を開始する。東京藝術大学を修了後ドイツに渡り、各国のレジデンスプログラムに参加。現在は千葉県で制作活動を行う。クンストハレ・ゲッティンゲン(ドイツ、2011年)や黒部市美術館(富山、2021年)での個展のほか、瀬戸内国際芸術祭2019などの国際芸術祭にも数多く参加している。

展覧会情報

【会期】 令和5(2023)年 1月 25日(水)〜3月 21日(火・祝)

【開館時間】 9:00〜16:30(入場は16:00まで)

【会期中の休館日】 月曜日、2月 28日(火)

【会場】 千葉県立美術館 第3・8展示室

【入場料】 第4期コレクション展 「名品4-旧制千葉中学から広がる堀江正章の系譜-」共通券
      一般 300(240)円 高・大生 150(120)円 ※( )内は20名以上の団体料金
      中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料

【主催】 千葉県立美術館

【助成】 公益財団法人野村財団

【機材協力】 エプソン販売株式会社

【協力】 Takuro Someya Contemporary Art、黒部市美術館、魚津埋没林博物館

関連事業アーティストトーク−不確かは不確か、ということは確か?−

「山下麻衣+小林直人 -もし太陽に名前がなかったら- 」の関連事業として、令和5年2月 11日(土・祝) 14時から、アーティストトーク「-不確かは不確か、ということは確か?-」を開催します。

 今回のアーティストトークでは、展示作品の制作動機や制作過程を作家自身にお話しいただくことで、山下+小林の作品に通底する世界の「不確かさ」に対する向き合い方を参加者と共有し、作品鑑賞の一助とすることを目指します。

<申込方法>
当日受付(先着順)

<注意事項>
定員になった時点で受付を終了いたします。
・新型コロナウイルス感染予防の観点から、当日体温を測定します。37.5度以上の発熱が認められる場合や、風邪の症状がある方はご入場をご遠慮願います。

 
【開催日時】 令和5(2023)年 2月 11日(土・祝) 14:00〜15:30(開場13:30〜)

【場所】 千葉県立美術館 講堂

【定員】 180名

【参加費】 無料(展覧会の入場料は別途)

【申込】 当日受付(先着順)

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