吉井ロッテ悲願V狙う【2023年1月号】

  2023/1/5
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千葉ロッテマリーンズは新人選手の入団会見を行い、昨秋のドラフトで指名された8選手が将来の活躍を誓った。昨シーズンは開幕戦に高卒ルーキー松川をスタメン起用、4月10日のオリックス戦では佐々木朗希投手が完全試合を達成するなどペナントレース序盤の話題をさらったが、シーズンを通して上位争いに絡めず、3年振りにBクラスの5位に沈んだ。井口前監督の辞任を受け就任した吉井新監督の下、今季新星マリーンズは昭和45年以来53年振りのシーズン1位での優勝を目指す。

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昨シーズンの我らが千葉ロッテマリーンズは開幕戦に高卒ルーキー松川捕手をスタメン起用し、エース石川の好投で快勝、最高のスタートを切った。そして4月10日のオリックス戦では佐々木朗希投手が史上16人目の完全試合を達成、続く登板でも8回までパーフェクトを続ける快投を見せた。しかし5月には2度目の5連敗などでチームは首位戦線から後退。セ・パ交流戦で勝ち越しやや持ち直すも、オールスター前後には再び失速。優勝争いに絡むことなく3年振りのBクラスとなる5位に沈んだ。
 
期待された投手陣は美馬が唯一の二桁勝利(10勝6敗)を上げたが、前半話題をさらった佐々木朗希も後半はやや調子を落とし9勝止まり、開幕投手の石川は7勝7敗、一昨年ブレークし昨季期待された左腕小島は3勝11敗と大きく負け越し先発陣が苦戦した。

救援陣はゲレーロ、オスナの両外国人に加え小野、東條、西野らが飛躍、抑えの益田に繋ぐ役目を果たしたが、唐川や佐々木千隼ら実績のある投手が故障に泣いたのは痛かった。 打線は髙部が覚醒、1番打者に定着し、レギュラーを掴むと44盗塁で初の盗塁王を獲得した。若手期待の佐藤都志也も多くの試合でマスクをかぶりDHでも活躍した。他にも山口、安田らの成長があったが、荻野、角中らのベテラン勢、期待の大きかった藤原、レアード、マーティンの外国人が期待を裏切る形になってしまった。

菊地(専修大学)、高野(日本通運)ら即戦力期待

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悲願の優勝を狙う今年は投打ともに新戦力の台頭が必要。守護神オスナが福岡ソフトバンクホークスに移籍、空いた守護神の座を狙う小野や東條らの更なる活躍が求められる。そして今年も新人が期待できそうだ。昨年は高卒ルーキー松川が佐々木朗希登板時にマスクをかぶり続けオールスターにも出場、社会人出身の廣畑も一軍に定着した。今年もドラフト1位の菊地(専修大)や社会人出身の高野(日本通運)は即戦力を期待。菊地は先発ローテを狙い、高野はブルペン陣の一角に食い込みたいところ。2位指名の友杉も内野陣の争いに加わってくると思われる。その他ベテラン唐川や佐々木千隼の復調、若手捕手の活躍で刺激を受けた実績ある田村の復活などがあれば優勝争いに絡んでいけるはず。オリックスバファローズから初めて行われた現役ドラフトで獲得した大下誠一郎にも期待がかかる。そして数々の指導実績を誇る吉井新監督がどのような選手起用で、どのような采配を揮うのか。今季も千葉ロッテマリーンズから目が離せない。

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