縄文人が考えたっぽい?ボードゲーム「縄文将棋」「イボキサ碁(ゴ)」が千葉市立加曽利貝塚博物館で遊べるってさ!

  2023/7/14
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はじめに(著者近影)

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みなさん、おつかれやまです。
千葉市を拠点にお笑いやMC業をしております「劇団みちたか」です。(写真右)
ちばみなとjpではライターとして、地域のオモローな事を見つけては記事にしたためて「千葉市のゆるくてちょっとタメになる」情報発信をしています。
さっそく梅雨のブルーな気持ちも吹き飛ばす話題をおひとつ。

千葉市で『縄文』をテーマにしたボードゲームが誕生!

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千葉市にある日本最大級の貝塚を擁する特別史跡加曽利貝塚。
その加曽利貝塚に寄り添って建つ千葉市立加曽利貝塚博物館では毎年通年で発掘体験や工作教室などの体験型イベントを展開しており、それを通じて来館者の皆様に「縄文」の魅力をしこたま伝えています。
今年度はレギュラーで人気の発掘調査企画に加えて、千葉市唯一といっても過言ではない「縄文」をテーマにしたボードゲームがドッキングして展開中。
そのゲームのコンセプトは「縄文人が考えたっぽい?ボードゲーム」?!
縄文好きやボードゲーム好き?千葉市に興味を持ってもらうためのスパイス的な役割として?静かに盛り上がりはじめています。
はたしてどんなゲームなのでしょうか?

※写真は今年度も千葉市立加曽利貝塚博物館で人気の加曽利貝塚体験プログラム「加曽利JOMONアカデミア」の人気企画である発掘調査体験でのひとコマ。ただ、土中の遺物を掘り当てるのはなく、「どこになにがどんな風に埋まっているのか?」発掘調査員の気持ちになりながら、且つ発掘調査として掘り方をレクチャーをされたうえで体験にあたります。
携帯電話で見つけた遺物を撮っているのは、いわゆる記録作業というのを行っています。

縄文人が考えたっぽい?ボードゲーム「縄文将棋(じょうもんしょうぎ)」

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写真向かって右端にいる縄文人(犬を含む)2組が猪(9頭)を追いまわしひたすら捕まえ、追われる猪は左側の森へ逃げ込み脱出ポイントを目指すゲーム。
手作り感満載なので縄文人が作ったように見えるがあえてそこは明言はせず「考えたっぽい」というところにとどめておく感じのボードゲームです。

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全国で出土された土偶・土製品について知るきっかけに。
資料をもとに手作りで作られているこの駒たちからは、作者の愛情もにじみ出ております。
さながら「縄文人の気持ちになって作ったっぽい?」縄文将棋でもあります。

縄文人が考えたっぽいボードゲーム「縄文将棋(じょうもんしょうぎ)」ルール説明

ルールはいたってシンプル。
縄文人(犬含む)用と猪用のサイコロがあり、それぞれが振ったサイコロの出目の通りに動きます。
ちなみに犬が縄文人の味方側にいるのは、かつて犬は縄文人と一緒に狩りをするよきパートナーであったことからです。(はい、さっそく縄文将棋からひとつ縄文の魅力が発信されましたね)
ほかにも縄文人は槍や弓矢といった道具を使い、数を傘に抵抗する猪に知恵で対抗します。(縄文人にとって、槍や弓矢は武器ではなく道具という感覚です)
縄文将棋の雰囲気はぜひ、動画からお楽しみください。

いつのまにか第一回縄文将棋大会も開催

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6月25日(日)には千葉市立加曽利貝塚博物館にて子どもから大人までを参加対象にした「第一回縄文将棋大会」が開催されました。

第一回縄文将棋大会ダイジェスト

会場は多くの縄文将棋ファンで賑わいました。
ちなみに優勝したのは毎週縄文将棋体験の開催日に足繫く通い、鍛錬を積んできた小学生の方でした。縄文将棋の特長をうまく知った上での駒運び、お見事でした。

縄文人が考えたっぽい?ボードゲーム「イボキサ碁(ゴ)」

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次は千葉市立加曽利貝塚博物館が誇るもうひとつの縄文人が考えたっぽいボードゲーム「イボキサ碁(ゴ)」です。

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縄文人が食用に活かしていたとされるちいさな巻貝・イボキサゴを碁石にして遊んじゃうのが「イボキサ碁(ゴ)」です。自然色で碁石を作りつつも…

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こちらは色が分かりやすいようにということで赤と茶色に染色。

縄文人が考えたっぽい?ボードゲーム「イボキサ碁(ゴ)」のルール

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ルールはいたってシンプル。二人で行う五目ならべです。
土版(どばん)という名の四つに分かれた板の丸い溝に交互にイボキサゴの碁石を置いていき、先に縦横斜めどこか一列でも五目並べられた方の勝ちです。

ただし、ただの五目並べと思うことなかれ

実はこのイボキサ碁(ゴ)。いままでの五目並べと違い、土版を回すことが出来るのです。
4つに分かれた土版を一枚、右か左に90度回すことが出来、しかも回した後に置いてフィニッシュ!
変則回転を決め手とする新たな「五目並べ」なのです。
※回せるのは2回だけです

詳しくはこちらから回転回転♪

詳しいルール説明動画はこちらからどうぞ。

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ゲーム性の高いイボキサ碁(ゴ)は体験された方々からは好評を博しております。

「第一回イボキサ碁(ゴ)」大会も開催予定

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なんと7月17日(月・祝)には大会も開催。
夏休みの大イベントのひとつ、加曽利貝塚へゴーですな。
いったいどんなドラマが待っているのか?楽しみで夜しか眠れません♪

縄文将棋&イボキサ碁(ゴ)を体験してみたくなったら♪

縄文の魅力に発掘調査体験や今回ご紹介した縄文ゲーム(縄文将棋&イボキサ碁(ゴ))を通じてぜひ触れてください。
※発掘調査体験は毎週土曜(やってない日もあり)、縄文将棋&イボキサ碁(ゴ)は毎週日曜日と祝日に開催です。
詳しくは関連Webサイト【加曽利貝塚体験プログラム】から
https://kasorijomon.com/

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