<えになるかとり かとりっぷ> ◆第七十九回 ぼっちがいっぱい
2021/11/25
以下は 2 年前に書かれた内容です
秋に見るコレ、何か知っていますか?
いや、初めて見た!という方もいますよね。
畑にポコポコ出現する、謎のかたまり。
誰の仕業なのでしょう。
実はコレ、落花生なんです。
落花生を干しているところです。
通称“ぼっち”。
全国的には野積みと言うようです。
私も名前を知ったのは最近です。
子供の頃から目にしていたものですが、名前があることも、落花生を干していることも知りませんでした…
勝手に肥料でも作っているのかと思っていました。
それが、千葉といえばの特産品の落花生だったとは。
このぼっちは、収穫直後は水分の多い落花生を腐らせないように作られます。
まず、掘った後に逆さまにして地干しを一週間ほどしてから、放射状に円く積んでぼっちにします。
このぼっちはビニールシートがかけられていますが、稲わらの帽子をかけて雨よけにしているところもあります。
稲わら帽子のぼっちは、どことなくかわいくも見えます。
乾燥の間に、落花生のデンプンが糖となり、甘味が増し、渋みが抜けてコクが出るそうです。
一般的に食べる落花生は、乾燥したものですが、産地ならではの食べ方、茹で落花生も絶品です。
最近では、冷凍の茹で落花生なんていうものも販売されているので、県外の方も食べられるようになりました。
ぜひ、一度試してみてください。
もちろん、香取市産の落花生がおすすめですよ!
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えになるかとり かとりっぷ
第七十九回 ぼっちがいっぱい
文・写真 きのしたまみ
毎週木曜日更新
以上は 2 年前に書かれた内容です
NIPPONIA SAWARA
千葉の小江戸。香取市でも江戸情緒が薫る佐原エリア中心に情報を発信していきます。
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