『月刊 埋立地』シリーズ最終巻、『終刊 埋立地』の表紙絵ついに解禁!
千葉市の埋立地をフューチャーした伝説の雑誌、『○○埋立地』シリーズがついに完結!
今回の表紙絵も『月刊 埋立地』、『週刊 埋立地』の表紙絵を手掛けたジョルジュ・ピコー氏の作です。
この投稿では、『終刊 埋立地』表紙絵の制作過程を大公開しちゃいます!
アイデアスケッチ。全てはここから始まった!
ピコー氏のクロッキー帳に残るアイデアスケッチ。海へと沈みつつある埋立地の崩壊した団地や歩道橋、再び海へと戻った浅間神社の海中鳥居など、今回の絵の基本構想が練られています。タイトルや副題は、まだ仮段階のもので描かれていますね!
スケッチブックに下描き
よく見ると、千葉市名物「海越しのダイヤモンド富士」が、海中鳥居の中に収まるように構図変更されています。ちなみに、ピコー氏は、A3サイズのケント紙スケッチブックを使用しているそうです。意外に小さな画面に描いているんですね。
背景の着彩
背景である夕暮れの空に色が塗られています。ピコー氏は、一番奥にあるものから塗るという基本に忠実な描き方をする絵師のようです。下描きの段階では登場していない、飛び去るカモメが描き加えられていますね。これって、もしや「ちばみなこちゃん」の相棒「アルメリア」では⁉ ピコー氏に聞くと、「真実は、絵を観る方の心の中のみにある…」とのことでした。
どんどん着彩♬
「ちばみなこちゃん」以外の場所が着彩され、終末観漂う表紙絵の雰囲気が固まってきました。ピコー氏によると、「埋立地の『終焉』と『再生』の両方を感じてもらえると嬉しい」とのことでした。
いよいよ完成間近
ピコー氏によると、この頃は、業務多忙のため疲れ切っていたので、ここで完成にしようか迷ったそうですが、夕暮れの雰囲気をより高めるために、夕日の反射光を描き入れることにしたそうです。やはり一流の絵師は、一切の妥協を許さぬものなのですね!
遂に完成!
輝く夕日の反射光を身にまとった「みなこちゃん」。遂に表紙絵の完成です!ピコー氏が使用している画材は、絵の教え子が卒業時に捨てていった使いかけのアクリルガッシュとのことです。流石ピコー氏は、エコの意識も高くいらっしゃいます♪
ジョルジュ・ピコー氏による今回の表紙絵はいかがでしたでしょうか?
千葉の埋立地は本当に終わってしまうのか⁉ 「行こうぜ!埋め立ての先へ」の意味することとは⁉
『終刊 埋立地』は、今冬発売予定です!