サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展

  2023/11/20
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鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし1756−1829)は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。浮世絵の黄金期とも称される天明〜寛政期(1781-1801)に、同時代の喜多川歌麿(?−1806)と拮抗して活躍しました。
当初栄之は、将軍徳川家治(1737-86)の御小納戸役として「絵具方」という役目を務め、御用絵師狩野栄川院典信(1730-90)に絵を学びましたが、天明6年(1786)に家治が逝去、田沼意次(1719-88)が老中を辞した時代の変わり目の頃、本格的に浮世絵師として活躍するようになり、やがて武士の身分を離れます。
当時錦絵(浮世絵版画)は、一層華やかな展開期にありましたが、栄之もまた浮世絵師として数多くの錦絵を制作、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立、豪華な続絵を多く手がけたことは注目されます。さらに寛政10年(1798)頃からは、肉筆画を専らとし、その確かな画技により精力的に活躍しました。寛政12年(1800)頃には、後桜町上皇の御文庫に隅田川の図を描いた作品が納められたというエピソードも伝わっており、栄之自身の家柄ゆえか、特に上流階級や知識人などから愛され、名声を得ていたことが知られています。  

重要な浮世絵師の一人でありながら、明治時代には多くの作品が海外に流出したため、今日国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっています。世界初の栄之展となる本展では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、錦絵および肉筆画の名品を国内外から集め、初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧しその魅力をご紹介します。

※会期中大幅な展示替えがあります。

▼詳しくは下記URLをご覧ください▼
開催日 2024年1月6日(土) ~3月3日(日) 前期:1月6日(土) ~ 2月4日(日) 後期:2月6日(火) ~ 3月3日(日) 休館日・休室日 休室日:1月9日(火)、15日(月)、2月5日(月)、13日(火) ※第1月曜日は全館休館
開催場所千葉市美術館
住所千葉市中央区中央3‐10‐8
交通【公共交通機関でのアクセス】

・ JR 千葉駅東口から 徒歩約15分/京成バス(バスのりば7)から大学病院行または南

矢作行にて「中央3丁目」または「大和橋」下車徒歩約3分/千葉都市モノレール県庁

前方面行「葭川(よしかわ)公園駅」下車徒歩5分

・ 京成千葉中央駅東口から 徒歩約10分



【お車でのアクセス】

・ 東京方面から車では 京葉道路・東関東自動車道で宮野木ジャンクションから木更津

方面へ、貝塚 IC 下車、国道51号を千葉市街方面へ約3km、広小路交差点近く

※地下に機械式駐車場があります(車高155cmまで)※シェアサイクルスポットがあります。
料金観覧料 一般1,500円(1,200円)、大学生800円(640円)、小・中学生、高校生無料 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金 ※その他詳細は下記URLへ
主催者千葉市美術館、東京新聞
お問合せ千葉市美術館  TEL:043-221-2311
URLhttps://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-1-6-3-3/

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