本を介した心の交流場所オープン【2023年12月号】

  2023/11/30
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今年10月、千葉市稲毛区緑町1丁目に2・5坪のシェア型書店「いとなみ書店2・5」がオープンした。

シェア型書店とは、棚主がスペースの利用料を払い、それぞれが紹介したい本を販売するという仕組みだ。開業前から話題を呼び、当初の棚主の枠は来年1月末まで埋まっているという人気ぶり。その後、5棚増やした分も順調に申し込みが入っているとのことだが、興味ある方は問い合せてみてはいかがだろうか。

いとなみ書店2・5を運営するのは株式会社キウ。「いとなみの中にはたらくを」をコンセプトとした地域密着採用支援企業として、 地域で働く人にフォーカスした求人メディア「itonami―chiba(いとなみ千葉)」の運営や採用代行、ウェブサイト制作などを行っている。

店内には2種類の本棚がある。「本を愛する人々の本棚」(15棚)の棚主は、ライターや翻訳者など「書くことのプロ」から大学生、本を愛する人などで、それぞれが勧める本が並べられている。

そして「社長の本棚」(5棚)は、この地域で事業を営む企業の社長が感銘を受けた本を販売。社長棚は100円や300円均一などリーズナブルな価格の本が多く、どの棚にも状態のよい古本が並んでいる。

例えば、私たちは友人、知人宅に伺ったとき、並べられた本を見るとその人の価値観や人生観を垣間見たような気持になる。「いとなみ書店2・5」の本棚では、それと同じようなことが感じられ「この本をお勧めしている人ってどんな人だろう」と棚主に想いを馳せるのも一つの楽しみだという。
地域のいとなみ交差点になることを願う新たなカタチの書店、小紙でも注目していきたい。

「いとなみ書店2・5」
■所在地・千葉市稲毛区緑町1丁目11~9~02号室
■最寄り駅・JR西千葉駅より徒歩10分、京成みどり台駅より徒歩2分
■営業時間・月曜日~金曜日/11時~17時、土曜日不定期営業
■問合せ・サイトからメールフォームにて
https://itonami-chiba.com/books

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