エモいい ちばみなと通信 情報/千葉市観光協会【2024年1月号】

  2024/1/5
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千葉市観光協会が新春に発行する「泊まって楽しむ街」を目指すべく呑み処バイブル『酒~遊~(しゅうしゅう)マップ』を紹介。

「以前、宿泊客はホテル内のレストランや街で夕食を楽しんでいたが最近はコンビニ飯を購入し客室で過ごすケースが多い」と話すのは千葉駅周辺ホテル関係者。昭和から続く極上の酒肴を提供する居酒屋や、隠れ家的な店が点在しているが、来訪者はそのような店に行かず何故コンビニ飯を好むのか。「行きたい店ほど、店周辺の繁華街の独特の雰囲気や店の放つ強烈なオーラで暖簾を潜るのは足が重い。中華チェーン店で一献傾けているのが現実」と話すのは市内在住40代男性。ノーリスクで味や値段も無難なコンビニ飯で夕食を済ますことになり、市民や来訪者は「行きたくても行けない」のが現実だ。一方、富士見町で50年営業を続ける和食居酒屋「金角(きんかく)富士見本店」の山本章之オーナーは「気軽に立ち寄ってもらいたい。自慢の刺身を振る舞う」と豪快に笑う。同協会は「客側は利用したい。店側は利用してもらいたい。客と店の思いは交差しているが、客と店を繋ぐ手法がなかった。SNSに頼るだけでは街は活性化しない」と考え、お勧めできる千葉駅周辺の呑み処を掲載したマップを製作した。店入口には掲載店と分かるステッカーを掲示し、客に安心感を与え入店のハードルを下げるきめ細かい工夫も行なう。スマホだけでなく紙(マップ)を持ち、掲載店で仲間と酒を酌み交わせば新春から特別な時間を過ごせること請け合いである。

▽酒~遊~(しゅうゆう)マップ
市内ホテル中心に2月下旬から5千部配布予定(無料)

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