「花火大会と悲しいポイ捨て」コラム☆キキミミポスト byオハラキキ【2024年9月号】

  2024/9/5
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夏の花火大会はあちらこちらで開催されています。私も地元の花火大会にでかけて楽しい時間を過ごしました。

家から徒歩圏内の公園や沿道などからも花火が見えるので、町内には普段より多くの人が来て、とても賑やかでした。

しかし、翌朝は残念なことが待ち受けています。毎年のことですが、打ち上げ会場からほど近く、花火の穴場スポットとなっている近所の公園や沿道には、沢山のゴミが捨てられているのです。いつも美しく保たれている場所が、花火大会の翌日は無残な姿…。とても悲しいです。「どうしてゴミを置いていくのだろう?」そんな素朴な疑問がわき上がるだけでなく、「自分の庭にゴミを置いていかれたら、どんな気持ちがするのか考えたことないのだろうか」と、怒りさえ覚えます。

公園や道路などのゴミは、税金を使って業者に片付けを依頼するのかなと思っていたのですが、うちの町内ではシルバーボランティアの方々が無償でゴミ拾いをしてくれているとのこと。暑い中、本当にみなさんには頭が下がります。

都内で有名なイルミネーションスポットの住民も同じような悩みを持っていると、新聞で読んだことがあります。その方は「いっそ、イルミネーションをやめてほしい」と言っていました。その気持ちはよくわかります。

毎年繰り返される問題を何とかできないものでしょうか。自治体にポイ捨て条例があって罰金を科せられるとしても現行犯以外は難しいでしょう。監視カメラを設置して、本人が特定できたら厳しい罰金を科せるとか、それが難しくても画像を公開するとか…。

見回りを強化して現場で注意するにも、お金がかかるから難しいですよね。結局は良心に訴えかけるしかないと思うといたたまれない気持ちでいます。

根本的には倫理観の問題なのかもしれませんが、他人がポイ捨てしているのを見ると「自分も捨てて良い」と正当化する心理が働くそうです。このような現象は「集団での無責任」とも呼ばれています。個々に倫理感があっても集団によって、それがあいまいになるのだとか。私自身がそうならないように、常に自分をしっかり持っていようと思います。

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