「サブスクの落とし穴」コラム☆キキミミポスト byオハラキキ【2024年10月号】

  2024/10/3
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先日、カフェで隣の席から聞こえてきた話が「使っていないサブスクの利用料が10年以上もクレジットカードから引き落とされていた」という愚痴でした。

サブスクとは映画や音楽など、月額や年額で定額料金を支払うと一定のサービスを受けられる仕組みです。そんな話を小耳にはさみながら「私の親も同じようなことがあったなあ」と思い出しました。母は15年前、ネットオークションを利用するために有料会員になり、それ以後は一度も利用していないのに、解約を忘れてクレジットカードでずっと会費を払い続けていたのです。

最近クレジットカード利用明細が紙で届かなくなってからは面倒で確認していない人も多いのではないかなと思います。自動更新の有料サイトやサブスクは一度契約してしまえば、更新の手間がかからず使い続けられるから便利ですが、その反面、使わなくなっても解約を忘れてしまうと、延々と払い続けなければならないという大きなリスクがあります。

願わくは、しばらく利用履歴がなかったら、コンテンツ会社から「最近使ってないですが続けますか?」なんて親切に確認してくれるとありがたいけど、まあそんなことはないですね。「一度契約したらあとは寝た子を起こすな」というビジネスですから解約を忘れている消費者に責任があるということなんでしょうが、なんかモヤモヤします。

そのようなサービスはほかにもいろいろ。サイトの有料会員、ソフト利用料、HPのサーバー利用料やドメイン利用料、サブスクではないけれど所属している団体の会費が自動的に口座から引き落とされているケースもありますよね。私の知人は、所属していた関係団体の月会費を廃業後何十年も支払い続けていたそうです。廃業しても自動的に退会になるわけではなかったのでしょう。

では私たちは自衛策として何ができるのでしょうか? 選べるのであれば自動更新にしないこと。自動更新にしなければ登録したメールアドレスに更新のお知らせが届きます。そしてクレジットカードの明細や通帳の引き落としをしっかり確認すること。私はこの機会にサブスクや有料会員の詳細を確認して、エンディングノートに書き留めておきたいと思います。

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