「婚礼箪笥の処分」コラム☆キキミミポストbyオハラキキ【2024年11月号】

  2024/10/31
シェア ポスト 送る

17202410291324520.png

実家で長い間放置されていた大きな箪笥をこの秋に処分しました。55年前、母が結婚したときに祖母が買ってくれたという婚礼箪笥2棹です。

湿気で開かない引き出しのなかには着なくなった着物や洋服が入ったまま放置され、ただでさえ狭い母の寝室の半分が占領されていました。一番の心配は地震です。一応転倒対策はしてあったのですが、もし倒れてきたらと思うと恐怖でした。

夏の終わりに母の許可を得て、業者探しをスタート。玄関先まで自力で出すこともできませんから市の粗大ごみ回収は使えません。ネットで調べていると箪笥2棹で1万円以下という格安業者も。安すぎると追加料金で結局は高くなってしまうことがあるそうですから要注意です。

地元の業者さんも探しましたが最終的には「くらしのマーケット」というサイトが料金も内容も具体的で一番わかりやすかったです。一番評価が高い業者さんに問い合わせ、箪笥のサイズを連絡し写真を送ると、見積り額は4万円。追加料金はないことを確認し10月に予約することができました。

当日は、体格のよい男性2人が約束の時間通りに2トントラックで到着。手際よく箪笥の引き出しなど取り外せるものを先に外に出しました。そして、大きな婚礼箪笥がスムーズに運びだされトラックに積み込まれました。プロって本当にすごい。感動です。評価通りの業者さんでした。

箪笥の後ろには長年の埃や汚れがたまっていて、掃除がとても大変だったのと、箪笥に入っていた大量の服を自治体のゴミ処分場に持ち込むのも一苦労でしたが、すべてが終わると部屋が見違えるほど広々して気持ちもスッキリ。4万円の出費はイタイけれど、心地よい空間が手に入ったのだから、思い切って断捨離してよかったと思っています。

リハビリから戻ってきた母は部屋を見て「広くなってうれしい!」と大喜び。昔、母も箪笥を処分しようと思ったそうですが、高齢になるとその気力もなくなってしまったようです。私がこうして断捨離を実践できるのは、今のうちだけなのかもしれません。身体も心も元気なうちに、実家の断捨離を進めていこうと思います。
お母さん、もう家具は買わないでね。

ちばみなとjp
ちばみなとjp
千葉市中央区・千葉みなと発 『ローカルをサブカルでリリカルに!』 千葉市で暮らす人々のライフスタイル発信メディアです。
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る