千葉彩景「ルリビタキ」【2025年1月号】

  2025/1/9
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1月の和風月名は「睦月」、新年を祝い睦び親しむ月という意味だそうです。

この時期、最も親しく遭遇したい野鳥の一つはルリビタキでしょう。雄の成鳥はその名の通り、体が瑠璃色(青色)で、青い羽毛で覆われています。

瑠璃色とは紫色を帯びた鮮やかな青色のこと。「竹取物語」にも瑠璃色の水について記述されていることから、平安の昔から日本人に好まれていた色のようです。

青色系の野鳥と言えばカワセミも有名ですね。青い鳥は「幸せを運ぶ」というイメージから人気があります。新年早々にこの野鳥を見つけた人は誰でも幸せな気分になれるでしょう。

みなさんも初詣の際には、少し薄暗い藪や林を覗いてみてはいかがでしょうか。その片隅にルリビタキの姿を見つけることができるかもしれませんよ。

(文・写真/森口晃、千葉市内で撮影)

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