千葉スカイセイラーズ 松尾主将独占インタビュー【稲毛新聞2025年2月号】

  2025/2/6
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千葉県初のプロ野球独立リーグ球団「千葉スカイセイラーズ」の主将、松尾健一選手(25)。2022年のチーム発足から参加し今年が3年目。選手の入れ替わりが激しい独立リーグのチームにあって、野手で唯一の初期メンバーでありチームの精神的支柱でもある。今季ルートインBCローグに準加盟したチームを牽引する存在の松尾選手に今季にかける思いを聞いた。

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稲毛新聞(以下・稲)昨年を振り返ってみていかがでしたか

松尾健一(以下・松)個人的には前年より調子は良かったです。4本のホームランは自信になりました。

稲・そもそもセイラーズ入団のきっかけは?

松・セイラーズ入団前に所属していた社会人野球のチーム「ハナマウイ」でNPBを目指していたんですが、よりレベルの高い野球を目指そうと思った時にセイラーズからお話をいただき、これだ!と思いました。

稲・昨季はリーグに所属しないシーズンでしたがモチベーションはどう維持しましたか?

松・絶対プロ(NPB)に行くんだという気持ちでやりました。北陸や関西のチームとの遠征や巨人、西武、楽天との交流戦もあり、どこで見られているかわからないので常に緊張感をもって試合に臨めました。

稲・先々への不安みたいなものはありましたか?

松・いや無かったです。野球に集中できたシーズンでした。

稲・主将の立場から見てチームの状態はどうでしたか?

松・シーズン当初は若い選手の経験の足りなさや、投打の歯車が噛み合わなかった試合もありましたが、徐々にそれも解消され、夏場以降は良いチームだったと思います。

稲・オフはどのように過ごしましたか?

松・バイトです(笑)やはり独立リーグの選手は裕福ではないので、バイトと練習ですね。

稲・野球以外に趣味や特技はありますか?

松・子供の頃から空手をやっています。こう見えても黒帯で、組手の全国大会で2度優勝してるんです。 

稲・凄い!そっちの道に進もうとは思わなかったんですか?

松・はい、空手より野球の方が好きだったんでしょう。

稲・尊敬する人は?

松・やはり両親ですね。今も私の夢を応援してくれています。

稲・好きな選手、目標とする選手は?

松・巨人の阿部監督が現役の頃から目標です。

稲・今季の目標は?

松・チームはルートインBCリーグ準加盟なので、本加盟目指して交流戦で実績を残したいですね。昨年プレイした選手がけっこう残留してくれたので、チームの骨格という意味では良いスタートが切れそうです。個人的には打って走ってトリプル3のような活躍がしたいです。ラストチャンスだと思って全力でプレイしたいと思います。

稲・今日はどうもありがとうございました。今季の活躍期待しています。

松・頑張りますので是非球場に試合を見に来てください。よろしくお願いします!

独立リーグのチームはここ数年NPBを目指す選手を受け入れる存在としてクローズアップされてきた。しかし一方で見切りも早く選手の入れ替わりは多いのが現実だ。松尾選手は今季が3年目、自身のNPB入りもそうだが、チームのルートインBCリーグ入り、地域との交流、チームを地域に愛される、必要とされる存在にするべく尽力しているようにも感じる。それはキャプテンとしての責任からだろう。今季松尾選手がどのような活躍をしてくれるのか目が離せない。

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