春の妖精「カタクリの花」【稲毛新聞2025年3月号】
2025/3/6
千葉彩景

3月の二十四節気は「啓蟄」と「春分」。この頃から三寒四温といわれ少しずつ暖かくなります。春の花も我先にと咲きだしますね。千葉では3月中旬から末頃、カタクリの花が咲きだします。
カタクリの花は、その繊細な姿形があまりにも可憐で、春の妖精とも云われています。古くより日本人に愛でられ大伴家持によって万葉集にも詠われています。花言葉は「初恋・寂しさに耐える・嫉妬」となかなか複雑ですね。
千葉県では重要保護生物に指定されているカタクリは、種子から開花まで7年以上もかかるとか。花は日光が当たると開き、天気が悪く気温が低いとつぼんだままです。片栗粉の原料は昔はカタクリの地下茎、今ではイモ類が主流です。
妖精は子供時代は見ることが出来たと言われますが、この春の妖精は大人でも散歩途中に見つけることができるかもしれません。
(文・写真/森口晃、千葉市内で撮影)