ノスタルジー調査隊がゆく!昭和レトロな世界【2022年2月号】
昌 慶 苑(焼肉)~千葉市中央区春日~
JR西千葉駅南口から線路沿いに稲毛方面へ1分ほど歩いた場所にある焼肉屋、昌慶苑(しょうけいえん)。昭和43年創業、習志野駐屯地付近での屋台から始まり、西千葉に店舗を構えたのは昭和45年。客層は若者からご年配の方、ファミリー、会社員と幅広く、地元で長年愛され続け今年で52年目を迎えた。 3代目オーナーの三井聡さんに、昭和から続けられた秘訣を尋ねると「長年、地元のみなさんに通っていただき、口コミでも広めてもらいました。お客様に支えられています」と感謝の気持ちを語った。
平成6年に改装しているものの、店内にはレトロなデザインの照明など、ところどころに昭和の名残が…。外看板は懐かしのネオンサイン。撮影のため特別に点灯してもらったが、修理が必要で残念ながら今はもう直せる職人がいないのだとか。奥には掘りごたつの座敷があり、コロナ禍になる前は貸し切り宴会が多かったという。店内は消毒・換気などコロナ対策が徹底され、広々したスペースにテーブル席の間隔もしっかり空いているので、安心して食事ができる。
ランチタイムは特にお得
昌慶苑ではカルビなどの肉類はすべて厳選された国産肉を使用。惣菜類も手づくりにこだわり、キムチ、ナムルなど定期的に仕込みを行っている。常連さんによると「とにかく一度食べてみれば他店との違いがはっきりわかる」とのこと。特製タレはやや甘め、これが肉の甘みをさらに引き立たせる絶品でキムチとも相性バッチリ、お酒やご飯が進む。
石焼ビビンバやカルビクッパ、チヂミなど韓国料理のメニューも豊富でどれも良心的な価格設定だが料理のクオリティが高い。さらに昼はコスパがよいことで有名だ。ランチ焼肉セットが999円とリーズナブルで学生にも喜ばれているそう。ランチカルビ焼肉御膳(写真)はカルビまたはロース・ライス・スープ・キムチ・ナムル・牛佃煮・ムルキムチ・味付豆腐・サラダ・水餃子もついて1380円とかなりお得になっている。
「おいしいお米を食べてもらいたくて白米は千葉県産コシヒカリを使っています。ランチタイムは一膳ならお替りOKです」と三井さん。好評すぎて土日のランチメニューは早めに終わってしまうこともあるので、週末は早めの来店がおすすめ。一度食べればリピーターになること間違いなしの昌慶苑。ぜひ一度足を運んでほしい。
昌慶苑(しょうけいえん)のデータ
千葉市中央区春日2~25~14西浦ビル1F
℡050・5868・5379
火曜日定休◇予約可◇駐車場7台あり