「ちばフェアトレードマーケットin ペリエ千葉」(1/15開催終了)【2022年2月号】

  2022/2/9
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日常的な買い物で社会貢献

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「世界と地域と私にハッピーなお買い物を楽しもう」をテーマに、千葉駅前コンコースで1月15日に開催された「ちばフェアトレードマーケットinペリエ千葉」は、「フェアトレードちば」主催、千葉市共催の市内初イベントとなった。
 
 フェアトレードとは、貧困問題に苦しむ発展途上国と公正・公平な貿易を実現し、現地の労働者の収入を安定させ、生活の向上、人権や環境問題の解決に向けての好循環を生み出そうという活動で、社会的弱者が生きがいを感じながら働き自立を目指す支援活動もその一環だ。消費者はフェアトレード商品や福祉施設授産品、地産品を購入することで支援できる。

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当日はフェアトレードを広げる8団体が集い、新鮮な野菜、スイーツ、オリーブオイル、はちみつなどの食品や世界の雑貨を販売した。

「まあるい広場」は古い布を資源として再利用した雑貨、「PRIYO handicrafts」は、バングラデシュのフェアトレード生産団体・ストリートチルドレン支援団体・盲学校によるハンドメイド製品、「MUSACO」は廃棄されるスリランカのバナナの茎から抽出したバナナファイバーを原料とした小物を販売。商品を買い求める客のなかには、フェアトレードとは何か、どのような背景で作られたのかなど、出展者の話を熱心に聞く姿も。

フェアトレードちばの代表、成瀬悠(なるせはるか)さんはNPOハロハロとしても出展。フィリピンの方と一緒によりよい社会をつくろうと、現地で雑貨を製造し日本で販売する活動を長年続けてきたという。そして2009年5月に千葉でフェアトレードイベントを2団体で開催したことが「フェアトレードちば」の立ち上げにつながった。「最近ではフェアトレードの認知度が徐々に上がってきたと思います。きぼーるでは毎年フェアトレード月間(5月)にイベントを開催してきましたが、今回は念願叶って千葉の顔であるペリエ千葉で開催することができて、より多くの方に知っていただく機会になりました」
と語った。

 フェアトレード商品を購入したくても身近で売られていないという声を受け、昨年12月には土気あすみが丘プラザ1階に常設のフェアトレードカフェがオープン。「NPOはぁもにぃ」が運営する市内初のアンテナショップ兼カフェで、様々なフェアトレード商品が並ぶ。今後はこのような場所が増えて、フェアトレード商品が求めやすくなれば、さらに活動が広がると期待されている。

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