下総中山駅近く、店内に入った瞬間に釣り好きが経営していると感じ取れるカフェ「Heat Wave(ヒートウエイブ)」

  2022/6/12
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6/12(日)下総中山に釣り好き夫婦が経営するカフェ「Heat Wave」

店中各所に釣りグッズ、海好き夫婦との会話を楽しめる

 下総中山駅と京成中山駅のちょうど真ん中、国道14号線沿いに入店の瞬間に一見して「釣り好きな人が経営している」とわかるカフェ「Haet Wave」(船橋市本中山1-6-15、TEL非公開)が昨年9月10日に開店した。

 同店を営むのは清水悟さん(62)、清美さん夫婦。約10坪の自前で内装工事したという店内には、机の上から壁に至るまで釣り具が埋め尽くしている。天井を見上げると50本を超える釣竿が出迎え釣り好きを笑顔にさせてくれる。カウンター2席、テーブル12席に加え、「釣り好き専用席」として特別席が1席の計15席。

 店主の悟さんは、本町通りにある和食とジビエの店「煮りん」のオーナー清水さんの兄にあたり西海神小学校、海神中学校の卒業生。小学校入学前から船橋港でのハゼ釣りに親しみ、東京湾でのスズキ釣り、ルアーでのヒラメ釣り、亀山ダムでのブラックバス、県外では渓流でニジマス、イワナ、ヤマメ釣り…これからの時期は手長エビ釣りに行こうと計画しているそうだ。

 堤防から渓流、船釣りに至るまで全てのジャンルの釣りに精通する根っからの釣り好き悟さんと一緒に清美さんも釣りを嗜んでいるという。二人の出会いは、高校時代。当時、「だたの部活仲間の姉」だった清美さん。悟さんが仲間と購入した船「Haet Wave」がきっかけで海仲間として親しくなっていったという。

 「道具にこだわっている内にどんどん増えてきてしまって…店内にあるのはごく一部。家にはまだまだあるんです。仕掛けを考えているだけで楽しめるので釣りは最高ですよ」と、店内を飾る釣り道具たちを見て満面の笑みを見せる悟さん。

 専門学校を卒業し、いったん勤めに出たものの家業だった工務店を手伝う形で入社。設計見積や顧客担当など営業回りを担当し20年勤務して、介護事業に活躍の場を移す。57才で早期退職し、弟の店を手伝う形で「修行」を2年経験。店内掃除、皿洗いから厨房や接客までみっちりと仕込まれ、昨年9月に開業に至った。

 開業後すぐにコロナ禍もあってしばらくの休業。このほど、営業再開をしたところだという。店内のメニューには、釣り好き、海好きらしくカフェなのに「塩焼きサバ」(500円)「アジフライ」(150円)「塩焼きサバサンド」(750円)「ビーフカレーライス」(600円)など「魚」を使ったメニューも並べている。ランチセットは、「トーストセット」(500円)~「カレーライスセット」(800円)まで。全てにミニサラダにカップスープ、コーヒーもしくは紅茶が付いている。

 悟さんのもう一つの趣味は「コーヒー」。店内には複数のミルが展示されているが、悟さん自慢の「リッチテイスト」(450円)を注文したときだけ「小学生の時から愛用している」という手挽きミルで豆を挽いてくれる。「せっかくのリッチテイストなのに他の豆の風味が移ってしまうでしょ。この豆は特別なんだから」と、自慢気にミルを披露する。

 通常のコーヒーマイルドブレンドは、400円。プラス50円の贅沢には悟さんのこだわりがたっぷりと詰まっている。また、ドリンクメニューには、コーヒー紅茶の他ソフトドリンクに加えビール(400円~)、グラスワイン(450円)、ウイスキー(500円~)、焼酎各種(450円~)などのアルコール類も用意。近所に住む常連さんが昼から嗜むこともあるそうだ。

 営業時間は、早朝6時~17時。日・月定休。

  • 自慢のミルを披露する悟さん

  • 店の外の看板にも釣り竿が

  • カフェには珍しい魚メニュー「サバサンド」

  • 釣り好きだけの特別席、ルアーを眺め釣りは話に花が咲く

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