三咲の介護施設駐車場で和太鼓演奏やキッチンカー「あずみ苑マルシェ」、利用者と近隣住民のコミュニケーションの場に

  2022/7/12
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以下は 2 年前に書かれた内容です

7/12(火)介護施設の駐車場で和太鼓演奏やキッチンカー「あずみ苑マルシェ」

利用者と近隣住民のコミュニケーションの場に

 船橋市内の介護施設「あずみ苑グランデ三咲」(船橋市三咲7-12-18)で7月10日、「あずみ苑マルシェ」が開催され、利用者や近隣住民がキッチンカーグルメや和太鼓演奏を楽しんだ。

 会場は駐車場を使用。同日はキッチンカー3台とカフェが出店、新鮮野菜の詰め放題販売も行われた。施設長の山本聡(さとし)さんは、「このマルシェは、月1回程度の開催を目指しているが、コロナの影響で今年はこれが3回目。近隣の方とのコミュニケーションのためにはこのようなイベントは大切。キッチンカーの協力もあり、今回は和太鼓演奏も協力してくれた」と話す。

 出店は「KANマス」「縁酉(えんとり)」「C’sクレープ」「星のカケラ cafe」の4店舗で、いずれも船橋を拠点に活動しているキッチンカーや店舗となる。「KANマス」マスター・中村さんは「月1回程ここで出店しているんだけど、施設を訪れた人や、すぐ横の公園利用者も来てくれる。小中学校の子どもたちも来てくれて、お年寄りとも交流している」と話した。

 同じく同所に月1ペースで出店する「縁酉(えんとり)」の店長・小野木さんは「マルシェには近隣の人も集まるので交流ができる。コロナで難しくなってしまった近所付き合いが早く平常に戻って欲しい」と話し、「C’sクレープ」の店主・柏木さんと「星のカケラ cafe」のマスター・アミコさんも、「マルシェは施設の人も楽しみに待ってくれている。早く制約の少ない普通の生活が戻って欲しい」と切に願った。

 今回、マルシェ開始前には、和太鼓打ち込み集団「郷嵐會(きょうらんかい)」による和太鼓演奏があった。「郷嵐會」は船橋市内を中心にボランティア公演を続ける団体。同日は木遣り唄を先達として、「三宅」の勇壮な打ち込みや「秩父屋台太鼓」が会場に轟き、会場は一気に盛り上がり、しの笛がソーラン節や唱歌「ふるさと」などを演奏すると観客は懐かしさに包まれていたようだった。演奏後には最前列の高齢者が、感動と感謝で出演者に握手を求めるシーンも見られた。

 「郷嵐會」代表の橘内(きつない)さんは、「コロナでここ2年間公演ができていない。今年に入って少しずつ太鼓公演もできるようになったが、先行き見通しが立っていない。不自由な環境で、練習ばかりの生活が続いて大変だが、普通に練習して、普通に公演活動ができる日が来ることを祈るばかり」と話した。

 施設長・山本さんは「普段も『移動スーパー』が定期的に来てくれるので、これもご近所との触れ合いに役立っている。マルシェなどでは通学途中の小中学生も立ち寄ってお年寄りと交流してくれてありがたいが、コロナが収束し、一段上の交流ができたらもっといい」と話した。

  • 挨拶をする施設長・山本さん

  • KANマスキッチンカー 

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