千葉県トラック協会船橋支部が交通安全啓発物を寄付、「幼稚園や幼児の交通安全教育に活用」と松戸徹市長より感謝状

  2021/10/14
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10/14(木)千葉県トラック協会船橋支部が交通安全啓発物を寄付

「幼稚園や幼児の交通安全教育に活用」と松戸徹市長より感謝状

 船橋市及び鎌ケ谷市に拠点を置くトラック輸送事業者らで組織されている千葉県トラック協会船橋支部が交通安全の啓発グッズを船橋市に寄付、松戸徹市長から感謝状の贈呈を受けるために同支部から3人が10月14日、船橋市役所を訪れた。

 今回寄付を報告、市長からの感謝状を受け取ったのは支部長の小島生年さん、監事・根岸太二さん、事務局長・齊藤修一郎さん。同支部では、交通安全の啓発グッズとしてボールペン150本、エコバック150枚、折り紙10枚入り150セット、ウエットティッシュ100個、花の種150袋、うちわ50本を寄付。

 同支部では毎年10月9日がトラックの日ということから10月の第一日曜日に「トラックの日」というイベントを開催。しかし、コロナ禍で昨年、今年と2年連続でイベントは中止に。「コロナ禍でもできる事を」と、昨年に引き続いて子ども達への啓発グッズ寄付を行った。

 「国内物流の92%はトラック物流。その内60%強が我々の緑ナンバーと呼ばれるトラック事業者です。国内の基幹産業の一つともいえるトラック業界はアンケートによると大きくて怖い、臭い、路上駐車がひどい、などネガティブなイメージ。船橋支部157社、3600台でトラックの日などを通じて市民に対し、広報や交通安全啓発を行ってきた」と、トラック業界を代表して小島さん。「今回のグッズは、交通安全の啓発に役立ててほしい」とも。

 これを受けた松戸市長は、「幼稚園や子ども達の交通安全教室に役立てさせていただきます」と回答。「災害時における救助物資等の輸送業務に関する協定などでトラック協会には日頃からお世話になっている。来期から本柿的に温暖化に対する取り組みを行っていきます。その際に専門家としてのアドバイスをいただくなど業界と連携しながら行っていきたい」とも。

 その後の懇談の中、小島さんと松戸市長はトラック業界の景気について情報交換を行う。コロナ禍の学校給食停止が特定業種のトラック輸送に影響を与えた点、船橋市場の仲卸はじめ飲食店向けの輸送や卸事業者が大きなダメージを受けている事などを共有。

 また、工業系のトラック事業者は昨年度思いのほかダメージを被っていないが、予算編成の関係で今年度からはじわじわと影響を受けている点、観光バス事業者は事業継続助成金などで息をつけているものの、公共バス事業者はテレワークなどで輸送人員が減ったバスを簡単に減便できずそのまま運行。人件費の支払いなどで内部留保を食い潰しつつある事など支援の届かない現場の情報を共有していった。

  • 小島支部長に感謝状を手渡す松戸徹市長

  • 交通安全の啓発グッズ

  • 船橋支部の活動報告や啓発についてのチラシも同封

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