栄町の上行寺船橋別院で「お寺de縁日」、地域交流の場として各種イベントも
8/27(日)栄町の上行寺船橋別院で「お寺de縁日」
地域交流の場として各種イベントも
船橋市南部、南本町小学校近くの無邊山上行寺(じょうぎょうじ)船橋別院(船橋市栄町1-5-15、TEL047-433-0296)で8月25日、「お寺de縁日」がされ、200人以上の来場者でにぎわった。
同院は千葉県大多喜町に本院を構え、1990(平成2)年に現住職が船橋市栄町に別院を建立。檀信徒がいない人たちに向けて、仏事などを行っている。
同院では過去に市内のカフェなどでさまざまなイベントを開催してきたこともあったが、縁日イベントは今年初の開催となった。副住職の遠山玄秀(とおやまげんしゅう)さんは「社会の繋がりが小さくなっているなかで、『お寺で何ができるか?』を考えた時に、地域の人が集まる場所を作りたかった」と想いを話す。
約150坪の敷地内に屋外テントが張られ、縁日ブースが出店。「唐揚げ」や「スーパーボールすくい」などの出店が並んだ。屋内では「お菓子すくい」や「BOXくじ」が行われ、多彩なワークショップや焼き菓子などの販売ブースもあった。11時と13時30分からは副住職による「お話会」も開催された。
お話会は副住職・遠山さん自ら絵本を読み聞かせ、多くの子どもたちが真剣な表情で話を聞いていた。屋内にはゆったりできる飲食スペースや縁側もあり、赤ちゃんを連れた親子も多く見られた。
「開催にあたり近隣小学校にチラシを配ったり、町会の掲示板に貼らせてもらったり、SNSで発信もしました。こんなにたくさんの人がきてくれてうれしい」と遠山さん。来場していた年配女性は「コロナでこういう集まりがなくなってしまって寂しかった。子どもたちの笑顔が見られて良かった」と笑顔を見せた。
同院は地域の人たちが自由に出入りできるようカフェスペースや交流の場なども併設する。「お寺ヨーガ」や「ベビーマッサージ」など各種イベントも定期的に行っており、今後は終活のイベントなども開催予定とのこと。参加希望者は事前に同院まで連絡が必要となる。