日本ガチャガチャ協会代表の小野尾勝彦さん、ビジネス書「ガチャガチャの経済学」を出版
9/22(金)日本ガチャガチャ協会代表の小野尾勝彦さん
ビジネス書として「ガチャガチャの経済学」出版
船橋出身・在住で日本ガチャガチャ協会(中央区銀座1-20-9)代表理事・小野尾勝彦さんが35年にも及ぶガチャガチャ業界での経験をまとめたビジネス書「ガチャガチャの経済学」が、9月15日プレジデント社から出版された。
小野尾さんは日本に「ガチャガチャ」が入ってきた「ガチャガチャ元年」と呼ばれる1965(昭和40)年生まれ。1994(平成6)年、ガチャガチャメーカー「ユージン(現・タカラトミーアーツ)」入社。数多くの商品開発に携わり2019(令和元)年独立。
現在はプラスティック削減を目的とした紙カプセル開発やコロナ禍にリリースしたQRコード決済「ピピットガチャ」販売促進などにも携わる。ガチャガチャコンサルティングや商品企画・販売戦略など業界の普及・促進に尽力する。
「ガチャガチャの経済学」はプレジデント社からビジネス書籍として販売、初版6000部。フルカラー168ページ、1700円(税抜)。市内ではときわ書房各店、旭屋書店船橋店(東武百貨店内)、ジュンク堂書店ビビット南船橋店などで販売。
本書では現在610億円市場といわれるガチャガチャ業界をビジネス的側面から詳細に分析。日本独自の文化として発展してきた歴史的背景を紹介する。
1983(昭和58)年から始まったアニメキャラクターキン肉マンが火付け役となった「キンケシブーム」、1994(平成6)年のフル色彩化フィギュア(HGシリーズ)販売開始や200円ガチャ登場などが背景となった「第二次ブーム」。
コップに腰掛け職場に癒しを与えたOLフィギュア「コップのフチ子」登場、スマホ普及によるSNSブームなどで女性層を取り込み市場が急成長した2012(平成24)年からの「第三次ブーム」。「ガチャガチャの森」など商業施設内に専門店が次々登場しガチャガチャに夢中だったかつての子ども達が大人になって返ってきた「第四次ブーム」(2019年~)など時代背景とともに解説。
ガチャガチャ業界をけん引してきたフロントランナーとの対談や今後のガチャガチャ市場の予測、済アナリスト・森永卓郎さんとの対談も巻末に収録。丸々一冊でガチャガチャ業界黎明期からの歴史、SDGs・感染症対策など時代背景に則した最新知識まで一冊で網羅した。
出版を記念して東武百貨店船橋店内の旭屋書店で10月21日14時から15時30分まで記念イベントも実施。
本書を同店で購入するとオリジナルクリップが入ったガチャを回せるQRコードが付いてくる。21日にQRコードを持参すると小野尾さんから「日本ガチャガチャ協会会員証」が手渡され、会員に任命されるという特典も。