2026年は千葉開府900年!900日前カウントダウンセレモニー開催【2024年1月号】
千葉市では、2026年6月1日を「千葉開府900年」として位置づけ、900日前である昨年12月14日に「千葉開府900年900日前カウントダウンセレモニー」を行った。
千葉市役所1階のイベントスペース「市民ヴォイド」にて行われたこのセレモニーには多くの市民も駆けつけ、神谷俊一千葉市長をはじめ、千葉市議会の石川弘議長、千葉商工会議所の佐久間英利会頭、千葉市を美しくする会の藤代謙二会長らも出席。また市内の小学生も参加し、新宿小、登戸小、幸町第三小の代表児童がこれからの千葉市に対する思いをそれぞれ発表した。そして株式会社ZOZOがデザイン協力をしたカウントダウンボードの除幕も行われた。
カウントダウンボードの電光掲示板に使われている数字は既成のフォントではなく、子どもたちが描いた個性的な数字が表示されているほか、千葉市に向けた市民のメッセージカードで装飾されているのも特徴的だ。このカウントダウンボードは今後も市役所1階に設置される。会場では千葉市消防音楽隊によるクリスマスソングの演奏なども行われ、セレモニーを盛り上げた。
千葉氏VRゲーム体験会を開催
当日、市役所では千葉氏をテーマに制作した初のVRゲーム「月星の記憶」の体験会を開催。千葉のまちの礎を築いた千葉氏の活躍の歴史を、フィクションを交えながら疑似体験できるというもので、千葉市スマートシティ実証事業の一環として制作されたゲームだ。
小紙記者は参加した市民と共に、ヘッドセットと呼ばれるゴーグルを装着。するとガイド役の千葉常胤が登場。臨場感あふれる仮想空間内で映像とアクションを楽しんだ。
ストーリーのあらすじは、過去に千葉常胤らに討たれた恨みを持つ伝説の妖怪「九尾の狐」が千葉の歴史改変を画策。時代の転換点に現れる九尾の狐を千葉常胤とともにプレイヤーたちが力を合わせて防ぎ、正しい歴史や伝承を守るという内容。将来的には、遠隔からプレイヤーが仮想空間に集まりゲームに参加できるようになるそうだ。ゲームの本編はイオンモール幕張新都心で1月21日(日)、1月22日(月)に開催予定、参加費は無料とのこと。
市の担当者によると、歴史や魅力を再確認してもらうための千葉市アイデンティティである加曽利貝塚・オオガハス・千葉氏・海辺、この4つの資源を様々な媒体でPRしてきたが、千葉氏だけ認知度が上がらなかったという。そこで最先端のテクノロジーを駆使したVRゲームを制作。特有の没入感によって千葉氏への理解度がより深まることを期待している。今後は他の施策にもVRを活用したいと話した。