高根台のコミュニティサロン「あまやどり」でギャラリー出展者募集、設立から17年で理事長交代
1/5(金)高根台のコミュニティサロン「あまやどり」でギャラリー出展者募集
設立から17年で理事長交代
高根木戸商店街の通りにスペースを構えるNPO法人「コミュニティサロンあまやどり」(船橋市高根台6-46-5、TEL047-468-3431)では、現在、スペース内のミニギャラリーに出展する作品を募集している。
同所は2006(平成18)年8月に「高齢者・障害者並びに地域住民に対して、自立支援に関する事業・活動を行い、地域福祉の推進に寄与すること」を目的とし、オープン。当時の理事長は田部優(たべ・まさる)さんだったが、2022年、三田村元さんが新理事長に就任した。
田部さんは「スタートしてから17年も経ち、後継者の育成が今の課題。ここには元気な人がたくさん集まっている。集まっているから元気を維持できているとも言えるのではないでしょうか。健康マージャンには90代の方が複数名集まって、毎週金曜日は朝から楽しそうに集まっていますよ」と話す。
同所は平日10~16時で利用可能となり、利用料200円を払うと、ドリンク飲み放題で同所に滞在できる。高齢者、障がい者だけでなく、地域住民も対象で、テーブルを囲み、カフェのように過ごすことができる場所となる。
毎月さまざまなサークルも実施し「歌声サロン」「詩吟サークル」のほか、マクラメやパッチワーク、折り紙といった手芸関係のサークルや、「スマホ教室」「健康塾」「PC教室」のほか、昨年からは「シニア英会話教室」も加わり、学びの場にもなっている。
サークルによって、材料費実費を支払って参加するものや、参加費が100~400円程度かかるものもある。同所を訪れていた90代女性の参加者は「ここに来るのが毎回楽しみ」と笑顔を見せた。
同所がコミュニティスペースとして17年続けられてきた秘訣として「ここのルールをみんなで守っているからね」と田部さん。室内には「サロン利用時のお願い」として、「他人を不愉快な気持ちにさせる行為や迷惑をかける行為はやめましょう」といった「お願いごと」がいくつか掲示されている。
また、同スペース内の壁を利用して「ミニギャラリー」を展開。開設当初は利用者や関係者、スタッフの作品などを展示していたが、現在は関係者でなくても展示を受け入れているという。
ミニギャラリーでは1月19日まで、近隣で書道教室を開講している稲葉華月さんによる作品展示が行われている。稲葉さんは昨年、書道教室を始めて50周年を迎えたこともあって、同教室の閉鎖を決めた。今までは生徒の作品を同所で展示していたが、今回は稲葉さん自身の作品を展示している。
「ミニギャラリーに展示できるものであれば、受け入れ可能です。気軽にギャラリーを使っていただけたら」と田部さんは話す。