船橋市郷土資料館で企画展「寒さをしのぐ昔の道具」、冬を乗り越える知恵を体験

  2024/1/28
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1/28(日)船橋市郷土資料館で企画展「寒さをしのぐ昔の道具」

冬を乗り越える知恵を体験

 船橋市郷土資料館(船橋市薬円台4-25-19、TEL047-465-9680)で1月20日、企画展「くらしの道具展『寒さをしのぐ温故知新』」が始まった。

 同展では「はんてん」や「あんか」など明治から昭和初期までの保温道具を展示し、当時の人々が寒さをしのぐためにどのような工夫をしてきたかを伝える。調理道具や洗濯道具なども展示し、昔と今の生活の違いも伝える。小学校3年生の社会科の単元「昔の暮らし」にも対応している。

 同館学芸員の廣江咲奈(さな)さんは「展示スペースを『暖・農・食・灯り・衣・学び・遊び』の7つに分けて道具を紹介している。直感的に理解できるよう、年代を全て西暦で表記している」と説明する。

 展示と連動したイベントも開く。「火鉢いちおし選手権!」では、来場者が8つの火鉢のうち気に入った1つに投票。1位となった火鉢の写真は「ミュージアムカード」の1つに加わる。「さわってみよう!むかしの道具」では、実際に湯を入れたブリキや陶器の湯たんぽでの温もりの体験などができる。

 来場していた男児からは「籠や羽釜はアニメでは見たことがあるけど、実物は初めて見た」といった感想が聞かれた。

 廣江さんは「道具に触れる体験は大人にも好評。使っていた道具の思い出話で盛り上がることも多い。ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と呼びかける。

 開館時間は9時~17時。3月31日まで。入館無料。「さわってみよう!むかしの道具」は2月24日・3月23日に開催。いずれも14時から1時間程度。要事前申し込み。

  • 展示室の様子

  • さまざまな「暖」に関する道具が並ぶ

  • 「火鉢いちおし選手権」の会場

  • 昔懐かしい玩具の展示も

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