若松中の中田璃士さんがフィギュアスケートで金メダル、喜びを市長と教育長に報告
2/19(月)若松中の中田璃士さんがフィギュアスケートで金メダル
喜びを市長と教育長に報告
若松中学校3年の中田璃士(りお)さんが2月16日、「ISU(国際スケート連盟)ジュニアグランプリファイナル」男子シングルで金メダルを獲得したことを松戸徹市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。
中田さんは、昨年12月7日から10日に中国・北京で開催された「ISU(国際スケート連盟)ジュニアグランプリファイナル」に出場。同大会は、ISU が世界各地で開催するグランプリシリーズの決勝大会。成績上位の6選手のみが出場し、中田さんは今季のグランプリシリーズで男子シングル1位でファイナルに進出した。ショートは4位でのスタートになったが、フリーは4回転トウループを決めるなど、ノーミスの演技を披露し、自己ベストの 160.06 点を記録。合計 227.77点で逆転し、初の金メダルに輝いた。
2年前に都内から船橋に引っ越して来たという中田さん。現在は南船橋駅近くにある「三井不動産アイスパーク船橋」の「MFフィギュアスケートアカデミー」に所属し、父親でありコーチでもある誠人さんの指導のもと、週に6回ほど練習している。
「ジャンプを飛んでいる時が楽しくて、納得できるジャンプができるとうれしい」と話す中田さん。この1年はトリプルアクセルやトリプルフリップ、4回転を猛練習したという。「ショートで出遅れたので、フリーが終わった時は実感がなかったが、優勝できてうれしかった」と大会を振り返った。「世界ジュニアでしっかりと演技して、憧れてもらえるような選手になりたい」と話し、「2030年のオリンピックで1位を目指したい」と目標を話した。
璃士さんが3歳でスケートを始めた時から一緒に練習してきたという父親の誠人さんは「世界の舞台に立てるようになってうれしい。経験はまだ浅いが、最近は本番にも強くなったと思う」と話し、母親のメイソン・ホリーさんは「この2年の成長が早いと感じている。試合も楽しんで見ている」と話した。
松戸徹市長は「練習と努力を重ねて金メダルという結果に結びついたのが素晴らしい。映像を見ると軽くジャンプをしていてきれいだった。日本だけでなく世界のスケートをリードする選手になると期待しているし、応援している」とエールの言葉を送った。松本淳教育長は「支えてくれる人に感謝の気持ちを忘れず、オリンピックを目指して頑張ってもらえるとうれしい」と期待を込めた。
中田さんは2月26日~3月3日に台北で開催される「世界ジュニアフィギュアスケート選手権2024」に出場する予定。