前原の御嶽神社内にフォトスタジオ、オープニングイベントを開催
3/5(火)前原の御嶽神社内にフォトスタジオ
オープニングイベントを開催
新京成線前原駅から徒歩6分、成田街道沿いにある御嶽(みたけ)神社(船橋市前原東5-43-1)内に3月3日、「前原御嶽神社フォトスタジオ ソラーナ」が正式オープンした。
同神社では、鎮座350年の節目となる2023年7月に専任宮司として鳥居南(とりいみなみ)圭吾さんが就任し、神職が常駐する神社として体制を整えてきた。「神社内のフォトスタジオは、就任以前からやりたいことの一つだった。七五三や成人式などの祈祷(きとう)で健康を願い、その特別な時間を写真に残せたらと」鳥居南さんは話す。
同スタジオの経営は「ハレノヒ東京・津田沼店」(船橋市前原西2-6-20)が担う。同店のフォトグラファー・目良康博さんは「鳥居南さんからの提案がきっかけ。写真撮影を通して家族が幸せを感じ、それが地域や社会へとつながっていけばという私たちの思いが合わさり、オープンに至った」と話す。
スタジオは社殿裏手の備品庫だったスペースを、スタッフ自らが1カ月以上かけてリフォーム。着付けルームを完備し、ヘアメイクから撮影、祈祷までをワンストップで対応する。同スタジオが提供する撮影プランは、一般撮影不可の祈祷中の様子も撮影することができるのが特徴。
この日行われたオープニングイベントには、スタジオ内での無料撮影会に加え、「From Farm」(二和東2)や「カレー食堂まほろば」などのキッチンカーが出店。同じタイミングで境内では結婚式が行われ、新郎新婦に折り鶴をまく「つるシャワー」では200人以上の来場者が2人の門出を祝った。
近所に住む親子は「昔からよく通っている神社でこのようなイベントがあって楽しい」と笑顔で話し、和装姿の新婦に目を輝かせる子どもたちの姿も多く見られた。
「お宮参りから還暦・喜寿などのお祝いまで、人生の折々にご利用いただけたらうれしい」と話す鳥居南さん。「撮影と祈祷に加えて、会食までを神社内でできるようにすることも考えている。皆さまの人生に長く寄り添える『地元のお宮』でありたい」と思いを話す。