千葉スカイセイラーズ期待の新星に独占インタビュー【2024年5月号】

  2024/5/2
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長岡の兄貴とは言わせない
弟(東京ヤクルトスワローズ・長岡秀樹選手)に負けない気迫で夢を掴む!

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千葉県初のプロ野球独立リーグ球団「千葉スカイセイラーズ」の長岡辰真投手(24 )。2年目を迎える今季は昨年の内野手から投手に転向する。自分の夢を叶えるため、チームの勝利のために全力でシーズンに臨む。そんな若武者に自分の事、家族の事、将来の事など話を聞いた。

稲毛新聞(以下・稲)2024シーズンが始まりました。今どのような心境ですか?

長岡(以下・長)ようやく始まったという感じです。楽しみですが不安もあります。

稲・不安ですか…。

長・この1年長いようで短いですから。

稲・今年は昨年の内野手から投手に転向しました。どのような心境から?

長・元々投手希望でした。昨年はチームの事情もあり内野でプレイしましたが、25歳の今年悔いを残したくないので投手に挑戦します。

稲・投手としての特徴や持ち味は?

長・球質と球の精度には自信があります。

稲・理想の投手はどなたでしょうか?

長・マリーンズの美馬投手です。ロッテのキャンプに参加させていただいた時、目の前で見た美馬さんのボールはスッと伸びてキレイな球筋でした。

稲・子どもの頃はどんな子でしたか?

長・野球ばかりやっていました。良い子ではなかったです(笑)

稲・その頃からプロ野球選手を目指していたのですか?

長・はい、それは今も変わりません。

稲・高校野球が3年の夏に終わった時にお母さまが大病されたと伺いましたが…。

長・はい、夏に負けて引退したあとでしたが、弟(2歳年下)の試合を母と応援に行く時に母が急に立てなくなって倒れてしまいました。父に外出先から戻ってもらい一緒に病院に向かいました。

稲・大変でしたね…。

長・病名は白血病だったのですが、当時は自分も精神的に参っていました。

稲・どのような気持ちでしたか?

長・大きな病気でしたのでもちろん母が亡くなる可能性もあったのですが、まだ高校野球現役だった弟も含め、家族や親戚で一致団結して母の病気に向かい合いました。

稲・今はお元気になられたようですね。

長・まだ安心は出来ませんがすっかり元気です。

稲・その弟さんですが、東京ヤクルトスワローズの長岡秀樹選手ですね。今やスター選手ですが兄としてどのように見ていますか?

長・弟がヤクルトに入団した当初は正直言って辛かったです。目指していたプロに自分はなれずに弟はなった。嫉妬もありましたが今は違います。自分も弟と同じステージを目指していますし、弟の凄さもわかります。

稲・弟さんと比較されたりすると思うのですが…。

長・自分は格下(笑)ですから。でも応援はしていますし、毎年神宮球場での最終戦は母と一緒に応援に行きます。

稲・ご自身の話に戻りましょう。今季のセイラーズはメンバーも大幅に入れ替わりましたがどのようなチームですか?

長・年齢が一気に若返りました。自分は今年25歳になりますが上の部類にはいります。経験の浅い選手も多く、先々心配なところもあります。チームの雰囲気はとても良いのですが上下関係も含めて仲良くなり過ぎる感じもあります。長所でもありますが、短所でもあると思います。

稲・今季の目標を教えてください。

長・どんな形でもドラフトで指名されることです。

稲・弟さんと同じステージに立つことですね。

長・もちろんチームの勝利に貢献した上で、その先にドラフト指名があれば最高です。

稲・今日はありがとうございました。

長・こちらこそありがとうございました。

長岡 辰真(ながおか たつま)プロフィール
1999年5月25日千葉県出身24歳 173cm74kg 右投左打 中学時代は千葉ロッテマリーンズジュニア所属日体大柏高から敬愛大学に進み習志野市役所では軟式野球部。2023年に千葉スカイセイラーズ入団。昨年は内野手で活躍も今季は投手に転向。

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