船橋のなし「ふなっしー梨箱2024」デザイン決定、6月1日から予約受付開始

  2024/6/12
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6/12(水)船橋のなし「ふなっしー梨箱2024」デザイン決定

6月1日から予約受付開始

 船橋市を代表するブランド果実「船橋のなし」のギフト用に用意された「ふなっしー梨箱」の2024年デザインが決定し、6月1日から予約を受け付けている。

 同企画は、梨の妖精「ふなっしー」が船橋の梨農家に協力し、2013年から続いているもの。毎年箱のデザインが変わり、ふなっしーファンをはじめ、大切な人へのギフト、お中元としてなどのニーズが高く、毎年全国各地から注文が入っている。

 梨箱は梨5キロを基準にした段ボール製、梨の品種や大きさによって内容個数は変わる。和梨は、一般に大きな果実の方が価値が高いとされ、ふなっしー梨箱に詰める「船橋のなし」は「秀」「優」「良」に分けられた等級のうち、「秀」の中でも特に品質の良いものを選別して詰めている。

 今年のデザインは、箱全体にふなっしーのカラーとなる黄色をベースに、「家族(大切な人)と食べてもらいたい梨ギフト」というコンセプトで、黄色のギンガムチェックの天面にはふなっしーファミリーがあしらわれている。箱側面には、窓から顔をのぞかせるふなっしーが描かれ、箱全体が「家」のように見えるデザインになっている。

 「船橋のなし」は、市内で生産する主要3品種「幸水」「豊水」「新高」をギフトとして発送しているが、今年の開花時期は昨年よりも1週間~10日ほど遅く、市内梨農家では4月上旬頃に交配作業のピークを迎えていた。

 さらに、昨年8月に発表された、中国産の花粉の輸入停止に伴い、自前で花粉を採取し来季用に保存するなど、これまでになかった作業が発生している農家も多かったという。「例年にない作業が発生したことで大変だった農家さんもいたと思うが、梨自体は順調に生育中。出荷はお盆前後位になる見込み」と、船橋市地方卸売市場の梨担当者。

 今年は市内外で果樹に被害をもたらすカメムシが大量発生していると報告されているが、防災網などで対策している農家も。市内梨生産者の一人、加納芳光さんは「農家としてもきちんと対策をしているので、被害は少ない。今年の梨の出荷時期が昨年よりも遅くなるということは、それだけ日照時間が長くなるということ。そのほうがおいしい梨になる。首を長くして、今年の『船橋のなし』を待っていていただければ」とほほ笑む。

 「船橋のなし」サイトでも6月1日から事前予約を受け付けている。受付はサイトからの通販注文のほか、東武百貨店船橋店の地下にある青果店「丸あ商店」、船橋市内に本社を構えるスーパーマーケットチェーン「ランドローム」各店でも購入可能。そのほか、船橋市内の梨農家でも一部販売を予定している。同時に2013年から継続している「2キロ用ふなっしー梨袋」も一部の市内農家と販売店で取り扱う。

関連サイト:https://funanashi.myfuna.net/

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