船橋北高校で初の合同企業説明会、三咲近郊の11社が高校生と直接対話
6/27(木)船橋北高校で初の合同企業説明会
三咲近郊の11社が高校生と直接対話
県立船橋北高等学校(船橋市神保町133-1、TEL 047-457-3115)で6月24日、「三咲近郊企業就職ガイダンス」が行われた。企業11社と生徒約20人が参加した。
主催は、10代後半の若者への生活・学習・就労支援などを行う「ハイティーンズサポートちば」(千葉市中央区春日2)。同団体では、同校の生徒への食品配布活動を定期的に行っている。理事長の吉永馨さんは「地域にどんな企業があるのか、就職を希望する生徒の皆さんに知ってもらうため、また、地域と学校の連携を強めるために企画した」と主旨を話した。
参加した企業の半数以上は、新京成線三咲駅周辺に社屋を構えている。同校の進路指導主事・條(じょう)冬樹教諭は「地元の企業を知る良い機会。船橋市のような大きな都市ではなかなかない、画期的な取り組み」と話した。
説明会は船橋北高校内の会議室や教室を使用し、計4カ所で実施。開始時間になると次々と生徒たちが入室し、それぞれ希望する企業ブースの席に着いた。企業側は用意した資料などを手渡し、仕事の内容や会社の特徴を熱心に伝えた。「建設業は体が鍛えられてモテる」など仕事にまつわる面白エピソードなども織り交ぜた説明に、最初は緊張気味だった生徒たちからも時折笑顔が見られた。
「森はり・きゅう整骨院」(船橋市三咲4)のブースで説明を聞いた生徒は「以前けがをして接骨院に通ったことがある。専門的な仕事内容や必要な資格のことなどを親身に説明してもらい、価値のある時間になった。参加して良かった」と感想を話した。
「和やかな雰囲気で終えることができた。一度顔を合わせることで生徒の心もほぐれ、企業側の思いや説明を受け入れやすい体制が整う」と話す吉永さん。「今後、他の学校でも開催していけたら」と意気込む。
参加企業一覧(順不同、敬称略)=株式会社森興業、春田建設株式会社、株式会社東豊、株式会社小黒組、株式会社釘虎(以上、建設業)、株式会社テクノグローブ(製造業)、キッズルーム森のくまさん、株式会社oneself、医療法人社団弘成会、森はり・きゅう整骨院(以上、医療・福祉業)、株式会社ダイヤ昭石(サービス業)