馬込沢で不登校支援に取り組むカフェ「mani mani」、療育のプロたちが開業

  2024/7/19
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7/19(金)馬込沢で不登校支援に取り組むカフェ「mani mani」

療育のプロたちが開業

 東武アーバンパークライン・馬込沢駅から徒歩9分の場所に、療育経験豊富な女性2人が育児相談や不登校支援も行うカフェ「ヨリドコロ mani mani(まにまに)」(鎌ケ谷市東道野辺7-17-1)をオープンし、8月3日で半年がたつ。

 保育士と公認心理師の資格を持つの伊藤祥子さん(53)と、船橋市の小学校・特別支援学校の教員の経験を持つ川崎彩さん(49)が共同運営する同店。現在、伊藤さんは船橋市の心理発達相談員として、川崎さんは保育士としても仕事をしている。

 伊藤さんと川崎さんは約20年来の友人で、職場が一緒だった時期もあった。共に縦割りの組織の中で子どもたちや保護者を支援することに課題を感じていたという2人は「もっと自由に楽しく子どもたちや相談者を支えたい」という思いから、互いに通いやすい場所に同店を開いた。

 店名の「mani mani」は、子どもが言いやすい言葉で、古語の「なるようになる」という意味も込められている。

 昭和の民家を思わせる木の扉の約24坪の建物の1階は、白い漆喰壁と木を基調とした落ち着いた内装で、4人掛けテーブル2つとカウンター席2つを備える。

 メニューには、カレーやうどんなどの主菜に副菜とデザートをセットにした「プレートごはん」(1,200円)や、注文を受けてから作る「蒸しパン」(2個300円)などが並ぶ。「プレートごはんには、地元の野菜をたっぷり使ってる」と川崎さん。コーヒーやチャイなどのドリンクも提供している。

 さらに同店では、2階フリースペースでの学校に行きづらい子どもたちの居場所づくり(水曜午前・金曜午前、1回1,000円〜)や、育児に悩む保護者を対象とした個別相談会(木曜午前・土曜午前、要予約、1時間2,000円)などにも取り組んでいる。

 「生きづらさを感じても愉快に生きよう、をモットーにしている」と話す伊藤さん。「私たちが関わることで、一人じゃないと思える場所にしたい」と意欲を見せる。

 カフェの営業時間は12時〜17時。日曜・月曜・火曜定休。

  • 人目を引く昭和の民家を思わせる入口

  • 2種類の「今日のプレートごはん」(蒸しパンとドリンクは別料金)

  • 白壁と木を基調とした1階のカフェ

  • 2階は不登校支援「マニマニプロジェクト」の活動場所

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