千草橋渋滞…【2024年8月号】
2024/8/1
本紙「街の声」欄に2度にわたり投稿されていた稲毛区天台にある「千草橋」にガードポールが設置され、通勤通学の時間帯に渋滞を発生させていると言う現場に行ってみた。
場所は京葉道路穴川IC付近を跨ぎ、稲毛区天台5丁目からスポーツセンター方面を結ぶ橋、道路幅は4m強といったところ。そこへ道端から1m弱程度の位置にガードポールが約5mおきに数本設置されている。路肩は市の施策でグリーンにカラー化されているエリアでもあり、通学時の子供の歩行は安全が守られている印象だ。この場所は若葉区みつわ台、動物公園方面から稲毛、その先上り方面に向かう便利な抜け道になっている。住宅街だが、京葉道路の側道、国道16号線の渋滞を避ける車で交通量も少なくない。そのため通勤通学の時間帯になると登校中の子供を避けながら、対向車と相互に道を譲りながら進む車の列が繋がってしまうようだ。
このルートで通勤するあるドライバーに話を聞いた。「ポール設置後は渋滞が酷くなった。もちろん子供の安全が第一だが以前からこの付近で事故なんてあまり聞いたことが無かったんで違和感はあります」、「橋の手前では対向車が確認できない。橋の上で双方から来てしまうとすれ違いに苦労します」。また付近の住民の方は「車がズラッと並んでしまうので子供たちが歩きにくそうですよ」という話も。
あくまで通学路であり、歩行者の安全が第一だが、静かな住宅街に発生する異様な渋滞の光景、悲しい事故が起こってしまう前に行政はこのような声が上がっているということにも耳を傾ける必要があるのかもしれない。