船橋市場で毎年恒例の夏祭り開催、模擬競りや盆踊りなど多彩な内容
8/26(月)船橋市場で毎年恒例の夏祭り開催
模擬競りや盆踊りなど多彩な内容
船橋市地方卸売市場(船橋市市場1-8-1)正門横の配送センターで8月24日、毎年恒例の夏祭りが行われ親子連れなど多くの来場者でにぎわいを見せた。
船橋市地方卸売市場青年協議会主催の同祭り。市場関係者が近隣住民への感謝の気持ちを込めて一般開放し、市場を身近に感じて楽しんでもらおうという趣旨で8月の最終土曜日に行われており、今年で26回目になる。
同日は、BOXくじや輪投げ、ヨーヨー釣りなど子どもも楽しめる出店のほか、串焼きやかき氷、枝豆など飲食のブースも多く並んだ。会場中央では、盆踊りをはじめ、フラダンスやミニコンサート、模擬せり、福引など多彩な内容が行われた。
17時からのスタートに先立ち、ステージではフラダンスが披露され、来場者が楽しむ様子が見られた。地元で活動する横洲かおるさんのミニコンサートに続いて小学生以下の子ども向けのお菓子配りや福引券の配布など、次々とイベントが続いた。
イベントの中でも最も盛り上がったのは、海産物や農産物を山盛りにした船橋市場ならではのセットを来場者が競り落とす毎年恒例の「模擬競り」。子どもから大人までが大声でアピールする様子が見られ、会場内はさらに活気づいた。
昨年も来場したと話す市内在住の女性は「今年は模擬競りで競り落とせてとってもうれしい。子どもと一緒に帰ったら味わいたいと思う」と果物がたくさん入った箱を抱えて笑顔で会場を後にした。
同会会長の山﨑健太朗さんは「地域の食を支えるインフラとして日々緊張感を持ってそれぞれが仕事をしています。今年もこの夏祭りで地域の皆さんのキラキラした笑顔が見られて良かった」と話した。「祭りを機に、市場を身近に感じてもらえればうれしい」とも。
実行委員会の発表によると今年の来場者は約3000人。コロナ禍以降久々の開催となった昨年と比較すると来場者の減少がみられた。今年は8月が5週月だったこもとあり数年ぶりに1週前倒ししての開催となったことで各地の花火大会やまつりと日程が重なったことも要因のひとつとみられている。