「船橋ドラゴンボクシングジム」跡地に「FUNABASHI E-BOX GYM」 ジム生が協力して新規開業へ
10/4(金)「船橋ドラゴンボクシングジム」跡地に「FUNABASHI E-BOX GYM」
ジム生が協力して新規開業へ
船橋市内で古くからボクシングジム経営をしていた「船橋ドラゴンジム」があった場所に10月5日から「FUNABAHI E-BOX GYM」(船橋市本町2-11-22、TEL047-401-7102)がジムの仲間たちで力を合わせて新規開業、営業再開する。
ドラゴンジムは、平成5(1993)年開業。最盛期には150人を超えるジム生を抱える規模で、過去に日本タイトルマッチに2人送り込んだ経験もある名門ジム。2019年8月17日にジムを閉めるタイミングでも50人が所属していた。
今回、「FUNABASHI E-BOX GYM」として新しいスタートを切るにあたって、ジム所属トレーナーで元フライ級11位(日本ランカー)遠藤一允さん(40)と、深井雅人さん(55)が共同代表体制で、株式会社E-BOX GYMを設立。運営会社として再稼働することになった。
旧ジムを閉める際、「ジムを閉めてしまったら今所属している皆が練習する場所がなくなってしまう。皆に相談したら新しいジムを開設したら残るというメンバーが多かったので再稼働に踏み切った」と遠藤さん。
旧ジム時代、トレーナーとして活動していた6~7人が引き続きトレーナーとして関わってくれると約束してくれ覚悟を決めた。金融機関勤務の遠藤さんは週末中心に指導する。運送会社勤務の深井さんは昼間中心と分担を決めることで指導体制も整った。
プロを輩出できる「プロ加盟ジム」になるためには、10年のトレーナー経験と加盟金500万円が必要だった。前会長の渡辺昌龍(しょうりゅう)さんが真っ新な状態にして退居したジム改修費もかかる。夫婦の貯金をはたき、昔馴染みの地元銀行から開業融資を受け資金も目途がついた。
旧ジムからの移籍は40人弱、プロ選手も10人所属している。
内装は本業で内装職人をしているジム生が手掛けた。サンドバッグや全身ミラーも新調し、壁紙や天井も白を基調とした明るい雰囲気に。清潔感とモダンな雰囲気で子どもや女性の練習生も入りやすいよう一新した。
「女性やお子さんがボクシングに気軽に関わってくれるジムを目指す。僕のように会社勤めしながら仕事帰りや週末に汗を流しに立ち寄れるようなのが良い。プロやチャンピオンを目指して練習するのはその先の話」と遠藤さん。
営業時間は15時~22時。問合せは047-401-7102。
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