ミニバスクラブの「Hatch」が秋季市民ミニバスケットボール大会を初制覇 お父さんコーチ陣が総力を結集して
11/1(金)ミニバスクラブの「Hatch」が秋季市民ミニバスケットボール大会初制覇
お父さんコーチ陣の総力を結集して
お父さんコーチらが指導するミニバスケットボールクラブ「Hatci」が、10月13日に行われた秋季ミニバスケットボール大会を制覇、船橋の頂点に立った。
同クラブは市場小学校の児童中心に峰台小・宮本小・八栄小・塚田南小・二宮小からメンバーが集まる「社会体育」と言われる体制で運営されているクラブ。普段は市場小学校体育館で練習、メンバーは2~6年生、23人。
小学校の部活動は教職員の働き方改革や教員の部活動指導者の担い手不足などを受け従来の学校体育(学体)から社会体育(社体)への移行期にある。
船橋市内でも各部活動で社体への移行が進んでいるが、ミニバスケットボールはまだ学校体育の部活動形式で運営されているチームが多い。関係者によると出場35チーム中、会体運営は3~4チームだという。
同クラブの指導は保護者が行う。当初は市場小学校の女子ミニバスクラブに数人の男子メンバーが参加していたところから始まり、徐々に人数が集まるように。
同様の状況だった峰台小学校ミニバスと合流、2017年頃から周辺小学校メンバーも集まるようになり現在の形になった。
開設当初は女子チームの監督だった杉浦八重子さんが指導を担当。チームとしての形が整ってきたことで保護者の額賀博士さんが審判資格を取得、指導に当たるように。
当初は「楽しければ良い」という雰囲気で運営されていたが試合は常に大敗、選手たちのモチベーションも下がっていった。
「負け続けて悔しい、勝てるチームになりたい」と運営方針を転換。
市場小学校ミニバスケットボール部OBで全国大会出場経験を持つ保護者の福田琢也さんが指導者としてチームに合流した。
福田さんは市立船橋高校バスケットボール部時代にもインターハイ出場を経験。卒業後に法政大学バスケットボール部時代には市場小の女子ミニバスチームの指導にあたった経験もある。現在も社会人チームに所属し、週3~4日は汗を流している。
額賀さん、福田さんは現役メンバーの保護者・澤井真治さんに指導者を譲りサポートに努め今回の船橋制覇のバックアップをする。
今季のチームは目立って大きい選手はいないが、選抜に選ばれている芳賀啓太くん中心に走り負けしない試合で僅差ながらも各試合で勝利をもぎ取ってきた。
「一試合ごとに子どもたちが成長していくのがわかる」と保護者達。「船橋市のミニバスの歴史の中で社体のチームが頂点に立ったのは初めてで感慨深い」とも。
現在チームは、県大会に出場し千葉県制覇を目指し勝ち残っている。
練習は水曜日~日曜日の週5日、14時半~18時半に市場小学校体育館でおこなっている。