千葉県初のプロ野球独立リーグ球団「千葉スカイセイラーズ」は２日記者会見を開き、国内最大のプロ野球独立リーグ「ルートインＢＣリーグ」への準加盟が承認されたことを発表した。これにより来季は今季同様各地の独立リーグやＮＰＢファームチームとの交流戦を行い、26年度からの本加盟、リーグ戦への正式参加を目指すことになった。

ルートインＢＣリーグは国内に７つあるプロ野球独立リーグの中で最大規模を誇るリーグで、２００６年に設立、関東甲信越を中心に活動しており、現在は福島、群馬、栃木、茨城、埼玉武蔵、神奈川、信濃に加え来季から正式に加わる山梨の８球団が所属する。毎年のようにＮＰＢ（日本プロ野球機構）にドラフト指名される選手を輩出しており、湯浅京己（現阪神）や和田康士朗（現千葉ロッテ）などが活躍している。

千葉スカイセイラーズは22年に千葉県初の独立リーグ球団として発足、昨季は新興の「ベイサイドリーグ」に参戦し優勝、平山功太選手が読売ジャイアンツに指名されＮＰＢ選手を輩出した。今季は運営会社の撤退により同リーグを脱退、山梨との定期戦など各地で交流戦を実施した。球団代表の杉山氏は「本加盟に向け前進した。地域に愛される球団としてパワーアップした姿を見せられる活動をしていく」と抱負を語った。来季は４月に開幕、本加盟に向けたシーズンが始まる。