佐原の夏祭り、“間”を楽しむローカルスポット案内|地元目線ガイド#2

佐原の大祭をもっと楽しむコツは、祭りの合間や会場に向かう“道中”にもあります。JR佐原駅から八坂神社までは徒歩約10分。 でも、その間にこそ、地元ならではの魅力や休憩スポットが詰まっているのです。
この回では、観光客にも地元の人にもやさしい“立ち寄れる場所”を紹介します。
JR佐原駅〜八坂神社:2つの道のり
祭りの中心部である八坂神社へは、駅から表通りをまっすぐ歩くのが一般的ですが、一本裏道を選べば、人混みを避けた静かなアクセスも可能です。
到着直後や、帰り道にほっとひと息つける場所を知っておけば、暑い夏も安心。

コンパス&コンパスミニ広場
「みんなの賑わい交流拠点コンパス」は、JR佐原駅と祭り会場のちょうど中間に位置し、期間中は屋外に「コンパスミニ広場」が登場します。
キッチンカー、ハンドメイド雑貨、ちょっとした休憩スペースがあり、特に家族連れやご年配の方に人気。エアコンの効いた館内ではゆっくり座って休めます。

ぶれきめら休憩広場(忠敬橋そば/ぶれきめら駐車場)
小野川にかかる「忠敬橋」そばにある、無料の休憩広場です。
日除けテントにベンチがあり、ゴミ箱や喫煙所も完備。さらに、キッチンカーやテントによる地元のフード販売も行われ、立ち寄りスポットとしての魅力があります。

さわら町屋館(上川岸小公園)
香取市最大級の観光休憩施設。冷房完備の広い室内には、観光案内コーナーやお土産販売もあります。
建物は、佐原の伝統的な建造方法を模して建てられており、まちなみと調和した美しい外観が特徴です。
八坂神社や小野川沿いの山車巡行ルートからも近く、休憩・トイレ・写真スポットとしても最適です。

サワラサンカク
裏通りの静かなエリアにある、町屋を改装した複合スペース。
夏祭りではクーリングシェルター(有料)の設置を予定。涼しい和室を開放し、休憩や飲食、スマホの充電、フリーWiFi、トイレなどを使用できます。
コーヒースタンド「andy’s COFFEE STAND」で涼を取りながら、地元作家による雑貨棚を眺めるのも楽しみのひとつ。まちの暮らしに触れるような場所として、訪れる人の記憶に残るスポットです。
サワラサンカクでも、山車の曳き廻しがご覧いただけます。
小さな食べ歩き&撮り歩き
夏祭りのエリアには、佐原名物のかき氷を提供するお店が何軒もあります。 かき氷で涼をとるのも、夏ならではの楽しみです。
のれん、提灯、町並み、そして人の流れ。賑やかさの中に、佐原の静けさを感じる瞬間を切り取ってみてください。

【まとめ】
山車が主役の佐原の夏祭り。でもその背景には、日常と観光が交差する「間(ま)」の時間があります。
ちょっと遠回りしてでも立ち寄りたくなる、そんな場所を見つけに出かけてみませんか?
【佐原の大祭 夏祭り・基本情報】
- 開催日程:2025年7月11日(金)〜13日(日)
- 時間:10:00〜22:00頃(山車の曳き廻し)※雨天決行
- 場所:香取市佐原 本宿地区・八坂神社周辺
- アクセス:JR佐原駅から徒歩約10分
- 駐車場:臨時駐車場(利根川河川敷 約1,000台)無料
- 交通:期間中シャトル舟・バス運行予定
- 特徴:国指定重要無形民俗文化財/ユネスコ無形文化遺産登録
- 見どころ:佐原型の山車、佐原囃子、曲曳き(のの字廻し など)
- 公式情報:千葉県公式観光サイト(ちば観光ナビ)