第1回:アクセス&祭り全体ガイド
2025/10/7
江戸優りの町に秋を告げる「佐原の大祭 秋祭り2025」
千葉県香取市佐原で開催される**「佐原の大祭 秋祭り2025」は、10月10日(金)〜12日(日)の3日間にわたって行われる新宿地区の大祭です。江戸時代から続く伝統行事で、国指定重要無形民俗文化財、さらにユネスコ無形文化遺産**にも登録されています。
特徴は、**14台の豪華な佐原型曳山(山車)**が、歴史ある町並みを背景に囃子の音とともに勇壮に曳き廻されること。職人技が光る彫刻や人形が江戸優りの文化を象徴し、祭りの空気を一層引き立てます。


初めての来場でも安心!アクセスの選択肢
最寄り駅はJR成田線・佐原駅。駅を降りればすぐに祭りの賑わいが広がり、町全体が会場となるため迷う心配はありません。
車で訪れる場合は、会場周辺が10:00〜22:00まで交通規制となるため、臨時駐車場は利根川河川敷を利用するのが便利です。ここからは**シャトル舟(9:30〜20:00)やシャトルバス(9:00〜21:00)**が運行され、川面を進む舟から眺める町並みは旅の風情を感じさせる人気の移動手段です。
歴史的町並みと祭りの共演
佐原は、江戸時代に利根川水運で栄えた商都として知られています。小野川沿いには江戸時代から昭和初期にかけての各時代の建物が軒を連ねており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。祭り期間中は、その町並みに14台の山車が現れ、囃子の音が響き渡ることで、まるで時を超えた絵巻物のような景色が広がります。
昼間は山車の精緻な彫刻や大人形をじっくり鑑賞し、夕暮れから夜にかけては提灯の灯りが川面に映り込む幻想的な光景を楽しめます。歴史的建造物の黒い板塀や白壁土蔵が灯に照らされる風景は、秋祭りならではの魅力です。

観光+祭りを満喫するヒント
- 小野川に架かる中橋や忠敬橋周辺は撮影のベストスポット
- 早朝や午前中は比較的人出が少なく、山車をゆっくり観覧可能
- 川沿いの休憩スペースでは軽食や地元グルメも楽しめる