障がい者が『明るく楽しく社会生活が送れる施設』【グッドライフ】後編
茨城県神栖市を中心に、障がい者の就労支援施設やグループホームを運営されている株式会社グッドライフさん。
施設の運営はもちろんのこと、毎週末茨城県・千葉県内各地において、マルシェ出店やワークショップも開催されております。
- 就労支援事業所とは?
- 就労支援とマルシェ出店の関係とは?
- 毎日情報発信を行っている理由とは?
「就労支援事業所」からイメージされる活動だけでなく幅広く活動をされている理由なども併せて、常務の高根由起子さん、施設長の立原ゆかりさん、支援員の熱田一美さんにお話を伺いました。(後編)
グッドライフがSNSで発信する理由
障がいを抱えている方については、実態が見えないから虐待とかも起こりやすかったりというのがあると思うんですよね。
私は他業種の会社から就労支援事業所に入った人間なので、はじめは「障がいを抱えている方」に対してネガティブなイメージを持ってしまっていたんですね。
入ろうって決めた時、事前にグッドライフに行こうとも思いましたが、
「グッドライフで先生たちが一生懸命頑張ってるのに、私が安易に行ってしまっては、先生たちに申し訳ない」
と思って気軽に遊びに来たりとかはしなかったんですね。
いざ四月に飛び込んだら、先生たちはこのような感じでみなさん明るい方だし、利用者様たちは本当に人懐っこい方々で。
気さくにお話してくれる方が多くて、一瞬のうちに障がいを抱えている方に対するネガティブなイメージが払拭できたんですよね。こういった実体験があったので、それを今度は世の中の人たちにわかっていただきたいというか、知っていただきたくてSNSでの発信を行なっています。
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なかには、こちらの言葉が行き過ぎてしまったりした際に、興奮してしまうこともあるとは思うんですけど、それは言葉がうまく使えないだけなので、相手を懲らしめてやろうと思ってやる方はほんと稀なんですよね。
特にグッドライフの利用者様はそういった方はいないので、この10年、困ったことはなかったんですよ。
このような障がいを抱えている方の状況というのは、ほとんどの方がご存知ないと思うし、就労支援事業所についてもご存知ない方が多いと思うので、情報を発信しています。
また、利用者様により多くの工賃を支払えるように、毎年売り上げを上げ続けるというのがグッドライフの目標なので、それも兼ねてマルシェ開催などの情報を発信しています。
社会福祉の会社が、週末ごとにマルシェ出店やワークショップの開催をしている理由
ここ10年ほどは就労支援事業所というのが随分増えまして、神栖周辺にも増えてきました。利用者様たちは日中にマルシェ出店の際に販売している作品作りなどもしております。
マルシェでの売り上げを利用者様に分配するように活動をしているので、そのためにマルシェ出店している、というのが一点です。
また、今はちょっと難しいですが、ひまわりマルシェの時などには、利用者様に店頭に立って店番をしていただいていました。
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忙しかったりするとつい、マルシェでお買い求めいただいたお客様と私たちでやりとりをしてしまったりするんですが、マルシェにいらっしゃるお客様は利用者様から買いたいというのがあるので、「あなたたちからいただきたいのよ」と利用者様に声をかけていただいております。そして、利用者様が商品を渡すととっても喜んでくれるんですね。
地域の方と接することで、利用者様はコミュニケーション能力を養うことができますので、そのためにもマルシェ出店をしています。
グッドライフは毎週どこかに出店しています
本当にありがたいことに、地域の方などにお声掛けていただいておりまして、毎週末や祝日のたびに茨城県や千葉県のどこかで出店を行っています。
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今はこの状況なので、利用者様と一緒に行くことはできないのですが、また行ける日が来たら利用者様と一緒に出店に伺いたいですね。
お近くに伺った際は、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
スイゴウのおすすめ
「レストラン アラスカ」さんという洋食屋さんですね。
昔ながらの洋食屋さんで何を食べてもおいしいレストランです。
アラスカさんでは、グッドライフで作った棚やプランターなどを入り口のところに置いていただいているんですよ。
#スイゴウナウ編集部もアラスカさんに伺いました。
こちらがランチ!
このボリューム!
めちゃくちゃ美味しい!
『せっかく神栖に来たんだから、アラスカでハンバーグを食ってって!』
<株式会社グッドライフ>
障がい者支援事業所 株式会社グッドライフ
(中央)常務 髙根由紀子さん
(左) グッドライフ香取みはる園管理者兼サービス管理責任者 立原ゆかりさん
(右) グッドライフ香取みはる園 就労支援員 熱田一美さん