船橋の梨農園「芳蔵園」で農園×音楽の「梨の花マルシェ」、開けた農園を目指して
4/16(土)船橋の梨農園「芳蔵園」で農園×音楽の「梨の花マルシェ」
開けた農園を目指して
船橋・二和三咲地区の梨農家「芳蔵園」(船橋市二和東2-7-7、TEL070-8443-1174)で4月16日、17日の2日間、同園初となる「梨の花マルシェ」が開催されている。
同園は明治から続く果樹農家で、主に梨やブドウを生産している。現在の園主は6代目の加納慶太さん。これまで妻の智恵さんとともに、廃棄対象の梨を使った加工品をクラウドファンディングを通して生産したほか、フルーツサンドなどを販売するキッチンカー事業、子ども向け農業体験&料理教室「ベジとるとる」を昨年11月にスタートさせるなど、さまざまな取り組みをしている。
今回のイベントは智恵さんが「梨の花の時期にマルシェを開催して、音楽とお花見も楽しんでほしい」と企画し、梨の花が見られる時期の2日間限定で開催。「農園カフェの『FromFarm(フロムファーム)』がオープンから1年経って、人とのつながりもできたので、そういう方たちに声をかけてマルシェを開催することができました」と智恵さん。「マルシェを通していろいろな人が集まれる場所を提供したかった」とも。
出店内容は、「FromFarm」のフルーツサンドや梨のスパークリングジュース&梨のスパークリングワイン、「8memoire(はちめもわーる)」のティラミスや焼き菓子、「料理教室hoich」のスペシャルランチやおつまみ、「melia」のハンドメイドアクセサリー、「ぶんかのひ」のアクセサリーやハンドメイド雑貨のほか、多肉植物のワークショップ、地元農家の野菜や卵の販売など。17日限定で船橋を拠点に焼き芋を移動販売する「焼き芋きんちゃん」も出店する。
初日は開始時間から多くの客が訪れ、「FromFarm」の人気商品「フルーツサンド」は2日間のイベント用として用意していた約150個が初日の昼頃には完売。「これから急いで明日分を仕込みます」と話していた。
また智恵さんの学生時代の友人らから成る音楽ユニット「AMO ANIMO」による歌と演奏が梨畑をバックに披露され、会場をさらに盛り上げた。
「カフェやイベントを通して、これからもいろいろな人が集まれる、開けた農園を目指していきたい」と智恵さんは意気込みを話した。
開催時間は10時~15時。演奏は11時頃の予定。