「船橋市果樹園芸組合」「市川市農業協同組合」が「船橋のなし」を船橋市に寄贈、市内福祉施設に540キロの豊水が配られる
8/18(金)「船橋市果樹園芸組合」「市川市農業協同組合」が「船橋のなし」を船橋市に寄贈
市内の福祉施設に540キロの豊水が配られる
「船橋市果樹園芸組合」(船橋市金堀町522-1)と「市川市農業協同組合」(市川市北方町4-1352-2)は8月17日、「船橋のなし」を船橋市に寄贈した。
寄贈にあたり、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れたのは、船橋市果樹園芸組合・組合長の石橋義彦さん、市川市農業協同組合・代表理事組合長
の今野博之さんのほか計7人が松戸徹市長に目録を手渡し、市長から感謝状を受け取った。
寄贈された梨の品種は豊水。市を介し、市内94カ所の福祉施設に配布される。
石橋さんは「今年は梅雨入り後に雨の降らない天気が続き、少し小ぶりになったがそのぶん甘い梨になっている」と話し、今野さんは「今年から新しいデザインの出荷箱に変えた。おいしい梨と新パッケージを楽しんでもらいたい」とあいさつした。
松戸市長は、「40年近く梨の寄贈を続けていただき、施設の子どもたちや高齢者は、おいしい梨を味わえることを喜んでいる。また、『船橋のなし』と一目でわかるパッケージにしていただき、さらに多くの人に評価されていくと期待している。『船橋のなし』は、大切な産業であるばかりでなく、船橋のまちの魅力を語る際に欠かせない存在になっている。皆さんといっしょに広めていきたい」と話した。
新しい出荷箱は、「市川市農業協同組合」と「千葉工業大学」とがコラボレーションしてデザインしたもの。市場では出荷箱が目を引くかどうかが重要という話題のあと、今野さんが「先日、大田市場を見てきたがうちの箱が一番目立っていた」と笑顔を見せた。
梨の寄贈は1985年から始まり、「船橋市なし味自慢コンテスト」に出品された出来栄えに自信のある梨が寄せられている。寄贈された「豊水」は、甘みに加え果物らしい酸味が味わえ、梨好きに人気の品種だという。
今年は、船橋市果樹園芸組合から340キロ(23万8千円相当)、市川市農業協同組合から200キロ(14万円相当)が贈られた。
なお、「船橋市なし味自慢コンテスト」では99戸の梨農家が出品、専門審査が行われ、入賞した梨は、8月26日、27日に東武百貨店船橋店で展示される。