金杉台団地のパン店「LE LiEN」で「あったらいいな、こんなパン展示会」、あすなろ保育園園児の絵が店内に
8/30(月)金杉台団地のパン店「LE LiEN」で「あったらいいな、こんなパン展示会」
あすなろ保育園園児の絵が店内に
金杉台団地に今年4月にオープンしたパン店「LE LiEN(ル リアン)」(船橋市金杉台1-1-5、TEL047-404-9852)の店内で8月31日まで、「あったらいいな、こんなパン展示会」が開催されている。
同店は以前「Cafe de STELLA」という店名のパン店だった。グループホーム、居宅介護支援事業所などの介護福祉サービスを展開する「コンフォートケア」(代表:形山昌樹さん)が経営していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年8月末から休業を余儀なくされた。その後、近隣住民から「再開はいつか?」との問い合わせも相次ぎ、2021年4月、店名を新たに再始動した。
同店は地域のコミュニティの集いの場、支援の輪としての役割を持ち、困ったことがあれば気軽に相談できるような地域に溶け込んだ店づくりを目指している。そのため、店内にはイートインスペースも設けているが、現在はテイクアウトのみで営業。
そこで、プロジェクトリーダーを務める小野木大吾さんは「普段からお付き合いのある『あすなろ保育園』の園児のみなさんと交流したかったこともあるが、コロナ禍でお子様の楽しみが減っているため、楽しみの一つになったらいいなと思い企画した。この店が作品の展示場になり、地域の交流の場になればうれしい」と企画した思いを話した。
あすなろ保育園(船橋市二和西2)の子どもたちからは19点の作品が寄せられ、各作品は店内に展示されている。さらに、展示された作品は店内で票を集め、最も票を多く集めた作品は商品化が予定されている。
小野木さんは「どんな味になるのか想像がつかないようなユニークなものもある。パンに『むぎちゃ』を入れるといった可愛い発想のものや、いちごジャムがとてもおいしそうで、思わず食べたい!と思うようなものもある。どれも微笑ましくて、子どもの発想の自由さに感動した。 大賞が商品化されるのが楽しみだし、こんなに自由なパンをどうやって商品化するのかワクワクする」と作品を見ての感想を話した。
「独自のパンを考えることで想像力が養われ、さらにはパンを考える過程でパン作りに興味を持っていただけたら」と笑顔を見せる。
なお、同店は9月1日から障がい者が働ける場所「就労支援継続B型事業所」としてリニューアルする。
同企画の展示は8月31日まで。ベーカリーの営業時間は9時30分~15時。就労支援継続B型事業所としては10時~15時。現在、利用者を募集している。