習志野駅近くの酒問屋「はしもと酒店」で父の日に合わせて「世界に一本だけの酒」プロジェクト、SNSで話題に
6/8(水)習志野駅近くの酒のはしもとで「世界に一つだけの酒」企画
和紙のオリジナルラベルで父の日のプレゼントにも
京成線習志野駅近くで酒問屋を営む「酒のはしもと」(船橋市習志野台4-7-11、TEL047-466-5732)で、父の日に合わせてオリジナルラベルの日本酒を贈る企画が立ち上がり、6月4日から受付を開始、SNSを中心に話題を呼んでいる。
同店は、全国にある小さな蔵元から大きな蔵元まで直接取引をメインに仕入れる酒問屋。「純米酒のおいしい飲み方」を飲食店に指導し純米酒の普及に努め、酒とアテ(つまみ)の食べ合わせにこだわったイベント「純米酒エルボー」も手掛けてきた。蔵元と飲食店をつなぐことで、互いのビジネスの橋渡しを行う事から紹介や口コミを中心に取引先が増えている。
こうした取り組みの蓄積や店主・正木成幸さん(50)の酒文化普及にかける熱い想いやその人望などで蔵元との強固な信頼関係を構築。製造数が少ないため入手困難な純米酒や取引条件が厳しく市場流通量が少ない酒なども取り扱っている。
業販取引の多い「問屋」がエンドユーザー向け商品を販売し始めたことについて、「より多くの方々に酒の魅力を直接お伝えすることが大切と考えました。小さくて製造量も限られている蔵の中にも旨い酒があることをもっと知って欲しい」と正木さん。「お酒の顔である表ラベルを貼らずに出荷してもらい、オリジナルラベルにすることにためらいも感じました。対面で販売することで、酒に対する理解を深めて頂けるよう取り組むことを約束して今回の企画が実現しました」とも。
今回、6月19日の「父の日」に合わせ、徳島県産の山田錦を使用した純米酒で自宅冷蔵庫で数年熟成させる事もできる「鯉川」(山形県・オリジナル純米大吟醸・720ml/3300円)と、芋焼酎ならではの「お湯割り」だけでなくロックなどでも飲みやすいという芋焼酎「松霧」(宮崎県・720ml/2200円)の2種類を使った「オリジナルラベルの酒」を提案。いずれも化粧箱に入れ納品する。
店頭で受付、無地の和紙ラベルを手渡し、自宅もしくは店頭でにがお絵やメッセージを書くことでオリジナルラベルを作成。これをボトルに張り付け、包装して手渡す流れで、全国発送も可能だ。オンラインや電話注文ではなく『対面での販売』にこだわたところに「蔵元のメッセージを直接伝えよう」という正木さんの想いが詰まっている。
5月31日にソーシャルメディア「Instagram」上で予約受付の告知をしたところ400件を超える反響があったという。用意している商品はいずれも36本の限定。「ラベルの制作など作業にお時間を頂く場合もあります。余裕をもってご注文にいらしてください」とスタッフの柴田さん。
問合せは、同店公式HPもしくはInstagram、TEL047-466-5732。オリジナル酒ラベルの注文は店頭での受付のみ。