船橋市役所近くの路地裏にハンドドリップコーヒー専門店「café hana」、手作りのシフォンケーキも
7/21(木)船橋市役所近くの路地裏にハンドドリップコーヒー専門店「café hana」
手作りのシフォンケーキも
JR船橋駅南口から徒歩で約5分、本町通りから船橋市役所に抜ける路地裏の「割烹なべ三」跡地横に、ハンドドリップコーヒー専門店「café hana」(船橋市本町2-25-26、TEL 080-2679-4693)が4月29日にオープンし、落ち着く隠れ家のような空間が心地よいとSNSなどで評判になっている。
店舗は、2021年1月に完成した青と白色の5階建てマンションの1階部分。道路に面する窓にはカワウソのキャラクターのイラストが描かれている。
約5坪の店内は、2人掛けテーブル1卓とカウンター4席の全6席。Wi-Fiと電源も完備している。内装は白を基調としながら、たくさんのフェイクグリーンを立体的に飾ったインテリアや、泡入りガラスを使った照明、カウンター奥の大きなチョークアートなど、随所に店主のこだわりが見られる。
店の入口は段差が少ない設計で、ベビーカーや車椅子でも入店しやすくなっている。また、犬を連れた来店客のためのリードフックを入口付近に備え付けている。
店主の安田麻里さんは京都出身。京都に本社を構え創業70年以上の歴史を有する老舗コーヒーロースター「キョーワズ珈琲」で働いていた経験を持つ。約15年前に船橋に移り住んでからは夫の経営する都内の衣料品卸会社を手伝ってきたという安田さん。
新たに「不動産事業にも取り組んでみよう」という夫の挑戦を後押しすべく、同社が手掛けた新築マンション1階に店舗を入れる計画が浮上し、自らがカフェを開くことを提案した。「苦戦しながらもいろいろなことに挑戦している夫の姿を見て刺激を受けています」と安田さん。
「忙しい日々の中で、一人でほっこりできる空間を作りたいとカフェを開きました。売り上げももちろん大切ですが、ここでゆったりとした時間を過ごして、癒やされて帰っていただけるのが一番うれしい」と話した。
メニューは注文が入ってから一杯ずつ淹れる各種ハンドドリップコーヒー(500円〜)と、シフォンケーキ(400円)が中心。コーヒーとケーキをセットで注文すると50円引きとなる。
シフォンケーキは安田さんの手作りで、定番のプレーン味のほか、紅茶・桜・抹茶味などのさまざまなバリエーションのものを日替わりで提供している。コーヒーやシフォンケーキはテイクアウトも可。コーヒー豆の販売も行っている。
「お客さまと話をしたり、特に地元の方から船橋のことをたくさん教えていただけることをありがたく思っています」と安田さん。「この場所をもっと広く活用してほしい。例えば少人数での勉強会などで利用したいという方がいれば気軽に相談してほしい」とも。
営業時間は11時〜16時30分。基本的に水・土・日曜が定休日。最新の営業日についてはInstagram(@cafehana2525)で告知をしている。