No.22 本物のオイルを伝え美と健康を届けるオイルソムリエのいるセレクトショップ「A.K.Bloom」茂原市七渡

2022/8/16


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健康志向が高まる現代において、食の多様性や安全性についても考える機会が増えています。「食」は私たちにとって欠かせないもの。毎日の食卓の食材選びにも気を使いますよね。私自身も、味噌や醤油、塩など家庭で出番の多い調味料は、手作りしたり、信頼できる生産者さんから購入するなど工夫しています。油も良いものに変えたいと思っていたところに、乳製品を控えたほうが良いという診断を頂いた事をきっかけに、毎朝トーストに塗っていたバターをオリーブオイルに変えることにしました。
そこで、知人から噂を聞いていたオイルセレクトショップ「A.K.Bloom」さんを訪れました。

オイルセレクトショップA.K.Bloom

オイルセレクトショップの肩書通り、店内には主に使い切りサイズで味の個性、バリエーション豊かなオリーブオイルがずらりと並んでいる他、美容用のホホバオイルやオリーブの葉の関連商品なども取り揃えられています。以前、オリーブオイルではなく、娘たちの乾燥肌のケアの為にホホバオイルを購入したことがあり、職業柄ハンドクリームが使えない私の手荒れを防ぐのにも大活躍でした。

ブルームとは英語で花が開くを意味しています。店名は代表であるオイルソムリエ秋葉紘江さんのお名前と組み合わせたもので、ロゴにはモチーフに米の花を使用したのだそうです。

対面販売へのこだわり

実は私、オリーブオイルのにおいが苦手で、自らオリーブオイルを購入しようとは考えたことがありませんでした。そこでまずは、秋葉さんに「オリーブオイルが苦手なこと」「どんな風に使いたいのか」を正直に伝えました。
A.K.Bloomさんでは、必ずテイスティングをして頂いてから販売をしているとの事で、私も早速テイスティング。もちろん、オリーブオイルのテイスティングは初めてです。
ひとくちにオリーブオイルと言っても、産地によって香りや色、風味も様々で、その中から、自分の好みや用途によって、相談しながら選ぶことができて安心です。
またオイルソムリエとしての豊富な経験と知識から、効果や効能、扱い方なども伝えてくれます。
テイスティングをしてみると、今まで私が味わってきたオリーブオイルとは香りも味わいも全く違っていました。私が苦手だったのはオリーブオイル自体ではなく、製造工程で使用されている薬品のにおいだったようです。

秋葉さんがオイルをセレクトする際に重要視していることは、国際オリーブ協会でエキストラバージンと認定されるレベルの酸化していない風味の良いものであることだそうです。
本物のオイルを届け、正しい情報を広め、美と健康面でのオイルの必要性や重要性を伝えていかなければと感じているとのことです。

コロナ以前は月に1回、オイルを使ったWSも開催されていたそうです。テイスティングやWSなど、顧客とのコミュニケーションを通じて、「身体に良いものを摂り入れ、要らないものはできるだけとらないようにすること」を伝えていきたいのだそうです。

秋葉さんは個人として「あみあみ会」という活動もされていて、店内にはTシャツをアップサイクルした糸で編んだあみあみ作品が沢山飾られています。
食を見直すことから、栽培方法や製法、労働環境や地球環境への負荷などへと思考が広がり、自然とこのようにSDGsな活動に繋がっていかれたのかもしれませんね。
取材・ライター　川﨑佐知子