市内在住の末原蓮さんが全国高校囲碁選手権で優勝、日本一の快挙を3年ぶりに市長に報告
8/30(火)市内在住の末原蓮さんが全国高校囲碁選手権で優勝
日本一の快挙を3年ぶりに市長に報告
市内に住む高校3年生の末原蓮(すえはら・れん)さんが、高校生囲碁の全国大会「第46回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会」での優勝を松戸徹市長と松本文化教育長に報告するため、8月30日に船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。
同大会は8月3日〜5日に日本棋院東京本院(東京都千代田区)を会場として、男子・女子の団体・個人戦がそれぞれ実施されたもの。
末原さんが出場したのは男子個人戦。97人が参加した予選リーグを勝ち上がり、8人で争う決勝トーナメントに進出。準決勝では前年度優勝者を破り、決勝戦では中盤まで相手にリードを許しながらも逆転勝利を収めた。
今回の結果について末原さんは「高校に入ってからは以前ほど囲碁に向き合う時間が取れていなかったので、優勝という結果に自分でも驚いています」と報告した。
行田中学校出身の末原さんは、兄の影響で4歳から囲碁を始め、中学を卒業するまで市内にある囲碁教室「山下塾」で腕を磨いた。中学2年生の時には「花まる学習会杯ジュニア本因坊戦」で全国優勝を果たし、高校に入ってからも学業の合間にインターネットを通じた囲碁の対局やプロの棋譜の研究など継続してきたという。
山下塾主宰の山下功さんは「謙遜しているが本人は努力を続けてきた。今回の日本一を成長の糧に、今後の更なる活躍を期待している」と話した。
松戸市長は3年前の全国大会優勝時の面談での思い出話も交えながら「今回の優勝は囲碁をやっている人にとって大きなニュース。今後も目指す道を頑張ってほしい」とエールを送った。
松本教育長は「大学受験をしっかり乗り越えて、今後も好きな道を究めてほしい。子どもたちへの囲碁の指導にも関わってもらえたら」と言葉を送った。