船橋整形外科クリニックが今年から公開無料講座を開始、10月は同院初の実業団選手が講師に

  2021/9/25
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9/25(土)船橋整形外科クリニックが今年から公開無料講座を開始

10月は同院初の実業団選手が講師に

 船橋整形外科クリニック(船橋市飯山満町1-824、TEL047-425-5585)では今年から公開無料講座を開始し、10月30日には、同院初となる実業団選手が講師となって「競歩選手から学ぶ、健康ウォーキングセミナー」を開催する。

 船橋整形外科は、1989年に有床の診療所として開院。現在は医療法人社団紺整会 船橋整形外科グループの中に、病院、クリニックがあり、さらに「フェルマータ船橋」なども同グループに属している。

 院長は白土英明さん。開院当初から「地域医療への貢献、スポーツ医療の推進、整形外科の専門的な高度手術の実施」を3つの柱として、地域の整形外科として続けてきた。2017年5月には外来専門の「船橋整形外科クリニック」を開設。1日平均約1000人の外来診療とリハビリテーションは同クリニックで受け入れる体制へとシフトしてきた。

 外来専門の施設ができあがった当初から「今後は地域医療という部分に力を入れ、予防講座などができれば」という話が出ていた同クリニックだが、今年から、さまざまな講座を開催している。これまでには、成長痛などによる膝の痛みの講座、野球少年・少女向けの「ベストコンディションを続けるための投球障害講座」なども開催。

 いずれの講座も、院内またはクリニック内の医師や理学療法士、看護師などが得意分野を生かして講師となり、講座を開講。参加者は、同院やクリニックへの通院履歴がなくても誰も参加可能となっている。

 講座を企画している同クリニックの理学診療部部長・澤野靖之さんは「各スタッフの得意な分野を把握するようにし、どんな講座が開催できそうか、いろんなスタッフとコミュニケーションを取りながら企画しています」と話す。

 10月30日には、同院から初となる実業団選手が講師となり「競歩選手から学ぶ、健康ウォーキングセミナー」を開催する。講師となるのは、同院で2018年4月から看護師として勤務している競歩選手・吉住友希さん。

 吉住さんは千葉県君津市出身。君津高校で高校生のころから競歩を始めた。卒業後は千葉県立保健医療大学を卒業。「千葉県から出たことがありません」と笑う吉住さん。

 競歩では2019年に行われた「全日本50km競歩 高畠大会」の女子50km競歩では日本歴代2位の記録を打ち出し、初優勝。「パリ・オリンピック出場を目指しています。競歩という種目がもっとみなさんに知ってもらえたら」とも話す。「仕事が終わったあと、海老川とかよく歩いていますよ」とも。

 澤野さんは「最近ではコロナ太り、コロナ疲れという声も多く聞く。一度こもってしまうと、体力や筋力が落ち、特に高齢者はそれだけで動けなくなってしまう。感染症対策がしっかりと取られた会場なので、オンラインでの開催ではなく、集まっての開催で実施します」と話す。

 会場はクリニック2階のリハビリ室を貸し切りで使用し、50人限定で開催。「学校の体育館ほどの広さのリハビリ室なので、密にはなりません」とも。「現在は競歩の講座には32人ほど申込みがあります。まだ空きがありますのでぜひお申し込みください」と続けた。

 11月27日には「ランニング講座」、12月4日には「KIDSランニング講座」として、小学生には走り方は速く走る方法を指導し、保護者には成長期に起きやすいランニング障害についての講座を開催するという。そのほか、来年3月には「ゴルフ講座」も開催予定。

 「当院で大切にしているのが、医療分野での地域貢献です。医師や看護師、理学療法士など全員の得意分野を生かして貢献してきたい」と澤野さん。

 各講座への受講希望者は院内では担当まで伝えるか、同クリニックのホームページからも申し込みが可能となる。いずれも参加無料。

  • クリニック内に貼り出している講座の告知ポスター

  • 2019年、日本歴代2位の記録で優勝した際の吉住さん

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